本番なんてない。
いつもリハーサルでいい。
どうすれば、プレッシャーに潰されず、いつも通りにいられるかが大事。
今日、私は勤めている学校の子どもたちを連れて、所沢の航空発祥記念館というところに行きました。
夏休み中ですが、さほど混んでおらず、飛行機操縦のシュミレーターも空いていたので、子どもたちは、大いに満喫したようでした。
そのシュミレーターは、始めるとすぐに数分の練習があり、それから本番が始まります。
「それでは、始めます」
と、声が聞こえると、離陸のところからスタートです。
私は、子どもたちの操縦を手伝っていましたが、ある子が、いざスタートという時、こんなことを言いました。
「え?本番。そんなこと言わないで〜」
どうしたの?と聞くと、
「本番って聞いただけで、緊張しちゃうんだ」
と言っていました。
一昔前のテレビゲームのような、少々古さを感じさせるシュミレーターでさえ、本番と聞いただけであがってしまうのです。
本番の前の練習はできたのに、本番になると硬くなる…
とてもよくあることです。
もう、本番なんていらないのです。
いつも練習なら、硬くなる必要もない。
いつものことを、いつも通りにしていられる状態をどう整えるか、それこそが大事です。