悲報!
喜報?
夏休みが減るなんて…
休みは単なる休み、サボりの時間ではない。
長い長い二学期は実りの秋。
それに備えて、しっかり学校から離れるから、二学期を乗り切れる。
静岡県吉田町というところで、夏休みを大幅に減らす改革案があるそうです。(静岡新聞の記事は
こちら)
今年度は24日間ある夏休みを来年度は16日程度にして、その分、1日の従業時間を減らす方針とか。
その目的は、先生達の多忙を軽減し、授業の準備時間を多く取ることだそうです。
もちろん、共働き家庭の増加もあり、子ども達が学校に行ってくれることは、お母さん方にメリットになる場合もあるでしょう。
とはいえ、もし教員の負担軽減のための夏休み減なら、他にやることもあるのではないか、と感じます。
学校はブラック職場の典型という人もいますね。
小学校はまだしも、中学校で部活の指導なんかがあれば、土日返上、夏休み返上、遠距離遠征など、本当に大変だと思います。
もちろん、小学校は小学校で、大変なことがあります。
子どもが小さい分、ささいに見えるトラブルでも、丁寧に関わらないと、大きなトラブルに発展する可能性があります。
まぁ、少なくとも私のホンネからすると、好きでないとできない仕事です。多分、どんな仕事もそうでしょう。
逆に言うと、好きなら、少々のことも苦にならないということでもあります。
じゃあ、先生という仕事の何が好きか、というと、やはり、子どもと過ごすことです。少なくとも私は…
だとするなら、他の仕事をいかに減らすか、無くすか、断捨離できるか、です。
学校も残業を減らそうと、ある時刻を越えて残る場合は、申請書を出さなくてはならなかったり、管理職の先生に許可をもらわなくてはならなかったりという仕組みづくりをしているところもあります。
が、それは、私が聞くところでは、あまり評判がよくありません。
もちろん、先生であれ、働くことに関わる基準やルールを守る必要はありますが、何事も、実態に即さないのは、現場を混乱させますね。
長い休みは、働くお母さんよりも、むしろお家にいるお母さんにとっての方が、大変な苦痛でもあるかもしれません。
8月末になり、街でお母さんに会うと、
「先生〜早く学校始めてくださいよ〜もう、大変!」
と、言われることも多くあります。
それも、理解できます。
が、子どもたちが、公の場である学校を離れて、長い時間、飽きるほど長いこと、ノンビリすることは、心の健康を保つ上で、大切ではないかと思います。
長い二学期は、実りの秋です。
実りは、大人にとって都合のいいものばかりではありません。
苦しい経験も含めて、長い目で見れば、大事な実りです。
そんな長い二学期に備えて、しっかり学校を離れておくことは、気持ちのメリハリをつけるために大切なことなのです。
ということで、私の勤める学校では、夏休みが長いままならいいなぁ、と思ってしまった記事でした。