大事なことは、ただ、やること。
ああだこうだと、意味やら価値やらを盛らない。
単純に、その時に、やろうと思っていることをやる。
私は、このブログや講演、ワークショップのような場で、親子コミュニケーションや言葉かけの仕方など、いわゆるノウハウを伝えています。
そんな私が言いたいことは、ノウハウよりも、大人の心が安定していることで、子どもは安心できる、ということです。
昨日の塾の話にも共通するのですが、あれをさせたいなぁ、と大人が思っても、いや〜まだ早い…あ〜もっとこんなことをさせたい…などなど、ああでもない、こうでもないと、雑念が浮かび続けてしまうのです。つまり、迷いがあるのです。
そんな時に子どもに何かをさせようとしても、大人の迷いは、子どもに伝わりますから、思うように子どもが動かなかったり、失敗したりします。
優しく言うか、厳しく言うか、などなど、いろいろなテクニックも、時に効果がありますが、長続きするものではありません。
大人がどっしりと、有無を言わさずに何かを求めている時は、最終的には、子どもたちは取り組みます。
あれこれ、お説教は、必要ありません。
ただ、やる。
それだけのことです。
私はクラスで子どもたちに何かを求める時、特に、ちょっと多い課題を子どもたちに提示する時こそ、本当にさせるか?と、自問します。
その上で、させようと決めたら、とにかくさせます。
やりきれなかったら、その時に対応を考えても間に合います。
こういう時は、大人の言葉は少ない方がいいようです。
いや、黙っているに限ります。
あれこれ言うと、言い訳がましくなります。
もしくは、こちらが勝手にキレ気味になります。
大事なことは、お説教を盛らずに、ただ、やることです。
意識をやることにだけ向けるのが、必要です。