新しい学年が始まって、もう2ヶ月です。
期待通りでしたか?
予定や予想、希望と違っていた時に、怒るか、笑うか。
そこで笑うことは、期待以上の何かを得られることにつながっている。
先日、ある中華料理屋さんに入りました。
滅多に行かない街、初めての店で、よくわからないので、チャーハンと餃子と注文したところ、出てきたのが、写真の料理です。
え?
チャーハンはわかります。
が、一緒に出てきたのは、いくぶん汁気の多い、そして皮だけを細く伸ばした餃子でした。
違いますよ!
替えてください!
と言う勇気がなかったわけではありません。
これは、なんだか面白いな、と思ったのでした。
高級フランス料理店でもあるまいし、価格も大差ない、コレが食べたい、という目的があったわけでもない。
なら、ちょっと面白そうだな、と食べてみました。
おそらく、これは油そばというものなのでしょうね。
私、初めて食べた気がします。
この店では、これを餃子とは…言わないでしょう。
聞き間違いか、人を間違えたか、なのです。
こういう予定と違った時には、それを面白いなと笑うことも、あっていいのではないでしょうか。
お子さんをこう育てたい、こんな経験をさせて、こうなってほしい、クッキリ明確に考えないとしても、多少は希望や予定もあるでしょう。
心を強くしようと、合気道をやらせたら、なぜか先生が美人で、その先生の話ばかりする、と怒っていたお母さんがいましたが、まぁ、行ったら、行ったで、多少は合気道をやるんでしょうし、いいのです。
もちろん、明らかに違う、私はイヤだというなら、それは伝えるのです。
餃子の名店に行って、餃子を食べに来て、餃子を頼んだのに油そばが出て来たら、私はためらわずに、餃子を頼んだんです、と言います。
予定通り、予想通り、期待通りでないことは、残念さもあるかもしれませんが、それ以上の喜びや楽しみもあるチャンスです。
5月も、まもなく終わります。
新しいクラス、新しい友達、新しい先生は、期待通りではなかったかもしれません。
だとしたら、お母さんが思っていた以上の成長ができるチャンスなのです。
ということで、今日の私は、妻が用があって外食になりそうなので、写真の店で、今度こそ、餃子を食べてみようかと思っています。