私立小学校の教師が語る、学歴や学閥のピラミッドをどう生き抜くか。

ピラミッドの上下関係にうんざりしたら、ピラミッドを出る。

学歴や学閥だけじゃない。
友達関係だって、違う世界がある。


知人のフェイスブック投稿に、こんな記事が紹介されていました。

東大、慶応、早稲田出身者の年収、生涯賃金が他の大卒者平均より高いのは、予想通りのことです。

で、その現状は、きっとこれから変わるだろう、と思うか、
やっぱり学歴はまだ力を持つんだ、と思うか…

私個人は、まだ力を持つだろうと思っています。
私は、むしろ、その当たり前のヒエラルキー、ピラミッドから、いかにして出るか、ということを考えたいのです。

私も私学に身を置く者として、学校の偏差値ピラミッドは、十分にわかっています。
先日、幼児教室の会合に出席したところ、幼児教室の方から、東京の私立小学校は、とある大学附属小学校を頂点として、第2グループ、第3グループ、その他大勢であり、第2グループの学校は頂点と距離が空いてきているから、あぐらをかくな、とハッパをかけられました。

それが小学校受験界の事実だと、私はわかっています。
そして、私の勤める学校が、その他大勢であることも、もちろんわかっています。

ここまで受験産業の方に言われて、むしろ、気持ちがスッキリしました。

そして、私はピラミッドの外は自由なんだと気づきました。
そのピラミッドから出た世界もあるのです。

ピラミッドに組み込まれている限り、今年はあの学校の倍率が上がっただの下がっただの、第2グループだったあの学校は、もはや第3グループレベルだろ、というという類の話は、ピラミッドの内側でのルールです。

そんなことは、広い世界の、ごくごく一部分です。

もちろん、大学の学歴となると、私立小学校のピラミッドよりは大きいし、就職、結婚、年収などに直結するので、そんなピラミッド、と一笑に付せません。

が、それにしても、そのピラミッドの外もあるのです。

私は、東大はおろか、早慶には足下にも及ばない大卒者ですが、最初の大学を出るとき、まさに就職氷河期でした。

確か、有効求人倍率は0.5程度で、特に女子は本当に仕事がなかった…

私は、学歴ピラミッドの中ぐらいにいて、就職もなく、仮に大きな企業に入れても、出世はしないだろう、というピラミッド内の理屈を踏まえた上で、ピラミッドを出た世界を生きることにしました。(そう言うと覚悟があったようですが、そうするしかなかったのです…)

まあ、どの世界にも、その世界のピラミッドがあり、理屈やルールがあります。
そのピラミッドの中で、上を目指すもよし、中でトロンと過ごすのもよし。
一つ言えることは、そのピラミッドが苦しくなったり、おかしいと思ったら、ピラミッドを出ることはできる、ということです。

私は、私立小学校という、大学の偏差値ピラミッド以上に狭く、急峻なピラミッドに生きているわけですが、偏差値やら倍率やらを上げるための仕事なんてしなくていい…

それは学校のレベル、学歴や学閥、就職や出世といった大きな枠組みに限りません。
目の前の友人関係も同じです。

この世界はおかしいと思ったら、そこを出ることはできるのです。

あ…
ちなみに、ですが、私立小学校の現場の先生達は、そういうピラミッドでつながっていませんよ。

私は決して知人の多い方ではありませんが、頂点の学校の先生だろうが、第2だろうが、第3だろうが、その他大勢だろうが、関係ありません。

本当は、そういうピラミッドなんて関係なく、その学校が気に入ってくれた方が、それぞれの学校を受ける、という当たり前のことがいいのですが、まぁ、それは理想論に過ぎないのかもしれません。

外から見たピラミッドの見え方と、中は、また違っていますね。

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