ウチの子は、いい。
でも、クラスのあの子が…
そんな時、「あの子」をどう考えるか。
「あの子」は、あくまでも外の問題。
思うようになんて、変えられない。
気持ちがおさまったら、「ウチの子」に関心を向けよう。
ウチの子は問題ない。
クラスに、あの子(たち)がいるからトラブルになるんだ!
とまで、ハッキリ言われたことは、私にはありません。
ほとんどの方は、ウチの子にも、いろいろあるでしょうが、あの子のことで困っている、悩んでいる、とお話を伺います。
それはそうとして、今日のテーマは、ウチの子ではなく、「あの子」です。
あの憎らしい、めんどくさい、いなければいい、「あの子」は、どうすればいいのでしょうか。
昨日、ご紹介した
SWOT分析では、「あの子」は、T(外部要因の弱み、懸念、課題)にあたります。
さっそく結論ですが、「あの子」を愛らしくて、可愛げがあって、ずっといてほしい子に変身させようとしない、というのが大事です。
「あの子」は、あくまでも外的要因です。
私も教室で、子どもたちから、嫌な子について相談されることがありました。
そんな時、
「みんな、仲良しなんだから、いいところを認めなさい」
なんて、セイロンティーでは、もう二度と相談してもらえないケースも多いのです。
とにかく、聞きます。
何があったのか、どんなところが嫌なのか、何で困っているのか…
聞きます。
その子は、興奮して、相手を罵ることも時にはありますが、私は落ち着いて、聞きます。
すると、その子にとって、何が脅威であったのか、ポイントなのかが見えてきます。
そこまで来ると、かなり興奮状態はおさまっていることが多いですね。
それから、
「どうしたいの?」
と、視点を本人に向けていきます。
本人の気持ちを聞いて、サポートします。
相手に、自分の怒りや悲しみを伝えたいなら、それをサポートしますし、今は、そっとしておいてほしいなら、そうします。
さて、その上で、デキるお母さんなら、「あの子」の存在を我が子の成長にどう活かすか、を考えたいものです。
そう考えてみることは、トラブルがある時、嫌なことがあった時ではなく、少し経って、落ち着いた時に役立ちます。
とはいえ、大切なのは、正直な感情です。
お母さんだって、「あの子」が嫌なら、その感情に正直でいいのです。
もちろん、それを言うべき相手と時、場所を考えることは、絶対条件ですね。