気持ちをスッキリさせる子育ての考え方…
SWOTを考える。
SWOT分析…
聞いたことのある方も多いでしょう。
Sは、strengthのS…強み
Wは、weaknessのW…弱み
Oは、opportunityのO…機会(外的要因の強み)
Tは、threatのT…脅威(外的要因の弱み)
を意味し、ある目的に向けて、どんな強みがあり、弱みがあるか、内部の要因と、外部の要因に分けて、分析し、目的達成の方法を考えるのです。
その分析方法の歴史や価値などは、経営コンサルタントの方々にお任せするとして、経営やら分析やら、そんな難しいことには縁のないお母さんと一緒に、お子さんについて考えるとした時に、この考え方は役に立ちます。
強みや弱みを考える。
それは、当たり前のことです。
お母さん方なら、言われなくても、もうわかっていることが多いと思います。
ところが、その問題点は、強みは弱みの裏返しであり、また逆も真なりということです。
足が遅いこと…
それは、弱みと言えそうです。
が、その結果、足の速さを要求されないことに努力するきっかけになったなら、それはかえって、ありがたい要因です。
ということで、単純に強み、弱みを考えるだけでは、それは、お母さんの期待に沿ったことと、沿っていないことの分析に過ぎないのです。
それを踏まえて、私がSWOT分析がいいな、と考えるのは、外部の要因を考えることが入っているからです。
・このクラスでは…
・この学校では…
という外部の要因は、お子さんの生活に大いに影響を与えています。
例えば、お子さんのおしゃべりなところが、お母さんからすると、とても軽薄に思えて心配だとしても、そのクラスの中では、ムードメーカーとして貴重な存在であるかもしれないのです。
つまり、強みや弱みは、外部の集団や環境の中でどうなのか、ということも、重要なのです。
ですから、お子さんの将来について考えようと思うなら、ぜひSWOT分析をしてみましょう。
これで全ての悩みが解決なんてしませんが、外部の要因を踏まえて、我が子の強みや弱みを考えることは、新しい気づきを与えてくれるでしょう。