勉強で、どんなことをしたらいいかと、迷ったなら…
あれも、これもと手を広げずに、今、取り組んでいる教科書やテキストを暗記するほどやる。
先取り学習よりも、復習が大事だと、よく言います。
私も、そう思います。
ところが、復習は、どうもやる気が出ない、ということも、よく耳にします。
まあ、理解できるのです。
同じことをやるのは、もう、わかっているのに、めんどくさい、という子どもの声。
そして、同じことをやる大事さもわかるけど、いろいろな問題を解けるようになってほしい、というお母さんの声。
ということで、復習が大事だと思いながら、いろいろな問題集に手を出し、実は、わかっているようで、わかっていない、ということにもなってしまうのです。
同じ問題ばかりやると、もう、答えを覚えてしまって、ダメなんです。
という声もあります。
しかし、答えを覚えるぐらい、何ページの何番目は、この式で、この答え、というぐらいにまで習熟し、全問正解するのは、思っているよりも難しいものです。
いやいや、本当はわかってるんだよ。
単なる計算ミス、うっかりミスだから〜
というのは、まだ習熟できていないのです。
そんなミスさえないほど、習熟すれば、もう、いいでしょう。
昨日、学校で解いた問題をもう一度やるなんて、わかってるよ〜
と言いたくもなる、それは想像できます。
できる、できないもありますが、何となく、できない前提で取り組まなくてはならないことへの抵抗感のようなものもあるように、私には思えます。
このような復習は、ご褒美で釣ることもしやすい課題です。
思考力、創造力や独創性を求められる課題は、ご褒美に向きませんが、計算練習、漢字練習など、単純反復は、ご褒美をぶら下げるのにふさわしいのです。
うまくニンジンもぶら下げつつ、同じテキスト、教科書を何度もやることは、本当にオススメです。