コミュニケーションのベースは…
ワタシは正しい。
そして、
アナタも正しい。
先日、ちょっとした口論がありました。
聞いてみると、
「バカ」
と言われた、ということがキッカケだったそうです。
さらに聞いていくと、貸して欲しい積み木があったのに、独り占めされた、ということがスタートでした。
その子からすると、独り占めですが、相手からすると、自分しか積み木を使っている人はいなかったのです。
こういう時に、どちらが正しいか、という見方で解決しようとすると、勝ち負けの世界に入ってしまいます。
独り占め、という見方もある。
自分しかしていない、という見方もある。
で、具体的にどうしたいのか…
積み木を貸して欲しい。
なら、それを、言ったか?
いや、言っていない。
とうせ貸してくれない、と思った…
それじゃ、わからないよね。
そういう話でした。
結局は、積み木をいくつか貸してあげたことで、解決できました。
「独り占めするな!バカ!」
と、突然、言われたら、腹も立ちます。
私の立場があるなら、相手の立場もあります。
それがコミュニケーションのベースです。
その上で、話を具体的にしていくことで、トラブルはグッと減らすことができます。
いや、トラブル自体の数は、多くていいのです。
話し合って、解決できた経験を増やすことができます。
ワタシは正しいんだ!
ならば、
相手も正しいのですね。
当たり前のことですが、自分の正しさを押しつけることは、トラブルを深いものにしてしまいます。