「今」を肯定することは、現状に満足することではない。

「今」を全肯定するから、力が伸びる。

現状に満足すると、安心してもう伸びない…
のではなく、現状を全肯定するから、かえって伸びる。


「先生、うちの子を甘やかさないでください!ちょっと褒めると、もう絶対にやりませんから!」

何度か言われたことがあります。
男の子のお母さんに、です。

なら、女の子はどうなんだろう…
その疑問が出発点でした。

女の子は、バカみたいに褒めると、かえって疑われてダメだとは思いますが、

「いいね」
「見てるよ」

というような言葉かけは、むしろ、やる気を引き出すな、と感じます。

では、男の子はどうなのか、というと、やはり同じなのです。

ダメダメ言われているより、認められた方がやる気になるのです。

が、ダメダメ言われること、やらずに文句を言われること、そのものがコミュニケーションになっている、要は甘えている時は、当然、やりません。

つまり、認めたかどうかの問題ではなく、甘えているかいないか、の問題なのです。

やはり、肯定は、安心につながります。
安心するから、頑張れます。

そして、「今」の連続が未来です。
「未来」は、「今」に立って、想像しているのです。
「未来」に立つことはできません。
あくまで、「今」しかないのです。

ですから、「今」の肯定をし続けることは、「未来」の肯定です。

「今」、イキイキとやる気に満ちて、何かに取り組めることの連続が「未来」になっていきます。(今から見て…)

では、どうやって肯定するか。

何かができるようになることは、あえて大人がアレコレ言わなくても、子ども自身が嬉しいのです。

それを一緒に喜ぶことが、子どもの心の奥底を温めます。これが本当の肯定です。

心の奥底が温められれば、面倒な課題でも、
「やってみるか」
と、子どもが思えるようになります。

ですから、現状の全肯定は、現状への満足ではありません。

未来に繋がる栄養補給です。
汚い言葉で恐縮ですが、寝溜め食い溜めはできません。
褒め溜めもできません。

何かができて嬉しい気持ちを、一緒に味わうことは、白いご飯のようなものなのです。

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