卒業生を送り出して思うこと。
終わってみれば、全てが明るくて、必要なこと。
あんなに辛かったことも、ステージを一つ上げるために必要な演出だった!
今日は、私の勤める学校の卒業式でした。
あんなに小さかったあの子達が、立派に大きくなって、凛々しくなって巣立って行くのを見るのは、感無量になります。
今年の卒業生は、私が2年生の時に担任していたこともあり、なおさら、感慨深いものがあります。
さて、式後の謝恩会では、担任経験者が、当時の思い出を混ぜながら、ちょっとしたメッセージを言うのですが、私も含め、当時は、とても笑えなかった出来事を話すと、大笑いになるのです。
もちろん、何でもかんでもオープンに話せばいいと言うものではありませんが、そういえば、お母さん方と、この話をしたなぁ、けっこう深刻だったなぁと思うことも、大爆笑で、一気に意味づけが逆転してしまうのです。
そう思うと、今、どんなに大変だと思うことでも、時間が解決するということを思います。
本当に、本当に苦しいことは、時間を置くと、本当に、本当に、いい思い出、自分を新たなステージに上げてくれた出来事だと一気にひっくり返る可能性があるのです。
生身の人間の気持ちは、そんなに簡単なものではないとも思います。
が、ひっくり返る時は、本当にアッサリ、一気にひっくり返るのです。
お母さんにとって、毎日の生活が円滑で、スムーズで、少しでも明るいものにすることが、とても大切だと思いますから、そんなに何年も先のことを想像してもらうのは難しいでしょう。
ですから、そんなこともあるのか…
そんな人もいるのか…
という程度で構いません。
もし、それを体験する機会に恵まれたなら、
「あ〜こういうことか…」
と、思われるでしょう。
卒業式は、学校の数ある行事の中で、最も格式が高く、重要なものです。
このフォーマルな場は、アッサリひっくり返す、素晴らしい儀式でもあるのです。