子どものうちに大切なこと…
いろいろな人がいることを知っておくこと。
お母さんからすれば、こんな友達は、いて欲しくないなぁ…と思うこともあるでしょう。
まぁ、それも想像できます。
しかし、そのご家庭では、思いもしない価値観を持っている人と出会うことは、とても価値あることです。
とうてい理解できない価値観…
例えば、洗面台で手を洗った後、タオルを使うことなく、ティッシュペーパーを何枚も使い捨てるとします。
ティッシュペーパーは、繊維が弱く、手拭きにはあまり向かないとは思いますが、そういう問題は置いておくとして、紙を使い捨てることに、とてつもない罪悪感を持つ方もいらっしゃいます。
この話は、ある子から実際に聞いた話です。
よほど、驚いたのでしょう。
登校するなり、その話をしてくれたことがありました。
そういう生活習慣はもちろん、食のこと、友達づきあいの考え方など、いろいろな違いがあります。
その違いが人をイライラがさせますが、国際的な時代に生きよう、というお子さんには、これ以上ない、素晴らしい学びです。
手拭きでティッシュペーパーを使うなんて、思ったこともなかった子が、あえて使ってみよう、と思う必要はありません。
そういう考え方もあるのか、と知り、我が家ではタオルで拭いて、汚れたら洗濯機に入れるんだ、と堂々としていればいいのです。
自分とは違う習慣や考え方をする人と出会えることは、人間としての幅を広げます。
ぜひ、お子さんのクラスにいる価値観の違う人について、お子さんと話し合ってみてください。
その時、お母さんが責めるような発言をすると、お子さんは本当のことを言わなくなってしまうかもしれません。
まず、お母さんが練習する感覚で聞いてみてください。
お子さんの周りには、どんな子がいるでしょうか…