選択肢はいくつもある。
こうでなきゃダメ!
ではなく、
こういう方法もあるし、ああいう方法もある。
お母さん方から勉強法についての相談を受けることがあります。
私の場合、よく伺ったのが、どうすれば読解力がつくのか、というものです。
読解力…
確かに大事ですよね。
とはいえ、その改善は、言うは易く…です。
私個人としては、主語と述語の把握が最も大事だと思います。日本語は主語を省略することが多いこともあり、私は、誰がどうしたのか、何がなんなのか、ということを正確に把握することが第一で、たくさん練習する必要があると思っています。
一方で、多読こそ大事、という人もいますし、語彙力をつけることが大事、という人もいます。
また、この問題集がいい!いや、こっちだ!など、いろいろな意見があるものです。
それは、読解力以外でも言えることでしょう。
この時、どうすれば一番いいか、を探そうとすると、とても難しいと感じます。
まずは、これをやってみよう。
そして、次はこっちにしよう。
という程度に考えておかないと、妙なプレッシャーがかかります。
問題集程度なら、まだいいのです。
発達に何か心配があった時など、カウンセラーに相談するか否か、児童精神科に行ってみるか否か、投薬はどうするかなど、デリケートな課題がたくさんあります。そして、選択肢がたくさんあります。
何が一番正しいか、なんて、全くわかりません。
探るのみです。
決めつけず、肩の力を抜いて、試してみたいものです。