行き詰まったら、数をこなす。
量より質?
質より量?
もちろん、ケースバイケースだが、数をこなすことには、大いに価値がある。
どうもうまくいかない時は、数をこなす。
(もちろん、できるレベルのことを…)
どうも、この子、算数の力が伸びなくて…
漢字が苦手で…
読解ができないんじゃないかと…
このような不安を持たれることは、多いと思います。
あるいは、勉強面はさておき、人間関係面や生活面で、どうも行き詰まっている、と感じることもあるかもしれません。
そんな時に、どうするか…
数をこなすということが、一つのヒントになります。
よくお母さん方から、オススメの問題集や参考書について聞かれることがあります。
私も本屋さんに通い、長い時間、立ち読みしたり、実際に買ってやってみたりしたのですが、ある程度、長く売られているレベルのものなら、大差ないのです。
もちろん、それぞれの強調するポイントは違います。
ですから、実際に本屋さんで手にとってみて、コレがいいな、とお子さんが言ったら、それでいいのです。
むしろ、大事なことは、お子さんのレベルに合っているかです。
できもしないことにトライさせすぎるのは、続かないので、逆効果です。
特に、全然、勉強しない!というタイプの子の場合、できるレベルのものをさせることが大切です。
そして、数をこなすことが大切です。
習うより慣れろ、という言葉は、ある部分での真理だと私は思います。
このブログもそうです。
毎日更新を始めて、もうすぐ2年…
いい記事を書くには…
アクセス数を集めるには、いいねをたくさんもらうには…
つまり、質の高い記事を書くにはどうするか、なんて考えていた2年前、私の発信するものは、圧倒的に少なかったのです。
もう、やりながら覚えるしかないのです。
書いて、書いて、書いて、自分なりのものを磨いていくしかない。
今となっては、出勤前、退勤後、風呂上がりのわずかな時間で、書くことそのものは、できるようになっています。
そりゃ、毎回、毎回、アクセス数が伸びるわけではありません。
時間をかけて丹念に書いた記事より、疲れていて、サラリと書いた記事の方がたくさんみてもらえて、コメントもいただけることがたくさんあります。
やはり、やるしかない。
さて、お子さんの話に戻します。
上にも書きましたが、数をこなさせる場合、できるレベルのことであるのが前提です。レベルの高すぎるものは、絶対にダメです。
簡単すぎるものの方が、よほど、効果があります。
数をこなすことは、いわば、アタマの中の構造を、それに慣れさせるためにするのです。
私なら、文章を書く構造、自分の心の中を探る構造、出てきたものを文章にする構造、です。
数をこなさせるためには、お母さんが、お子さんの取り組みを見守る必要もあるでしょう。確かに大変です。
ですから、お母さんがしやすい仕組みにしましょう。
お母さんの都合のいい時間にさせましょう。
お母さんの都合のいい内容にしましょう。
お母さんの都合を最優先すると、続けやすいです。
子どものため、という錦の御旗を掲げない方が続きます。
気づくと、お母さんなんていなくても、できるようになっています。
むしろ、
「私なしでもできちゃうなんて、寂しい…」
ということが、心のハードルかもしれません。
今、何か行き詰まっていることがあるなら、数をこなさせることを試してみてください。