松が明けたばかりの1月8日だからこそ…
自分に自信を持てる秘訣…
「元旦に決めた目標を忘れよう」
1月8日。
松が明けました。
お正月もおしまい…
さぁ、いよいよ3学期!
今学期こそ、今年こそ、と、あれこれ考えた目標は、忘れてもいいのです。
え?
あの…
お正月に、このブログで、目標の立て方、なんて記事がありましたよ…
はい。
確かに書きました。
もちろん、私なりのホンネ、本心で書きました。
その上で、今日の記事もホンネ、本心です。
目標は、立てること、立てている自分が気持ちよくなっている可能性もありますよね。
私もクラスで、節目節目で、子どもたちと目標を書いてきました。
その経験から思うのは、書けない子は本当に書けない。書ける子はスラスラ、どんどん書いてしまう、ということです。
中には、バランスのいい目標を立てて、それを思い返しては継続できるタイプの子もいますが、まぁ、本当に少数派です。
多くの場合、
・やっぱりできなかった…
とか、
・どうせ、できないから書かない。
とか、目標が現実に追いつかず、できない意識を強めてしまうことが、私には気掛かりです。
だから、目標はしっかり立てただけで、もう合格!とすることが大事です。
元旦から一週間。
「ねぇ、あの目標はどうなったの?結局、2日とできなかったじゃない!」
と、嫌味を言っていませんか?
もちろん、言いたくもなります。
それは当然です。
が、大切なことは、
・お子さんが自分からやる気になって、
・これをやろう、ということを決めて、
・少なくとも始めてみる、
ということです。
だとしたら、嫌味で攻撃せずに、1日でも、1回でもできたことを認めることが大事です。
だから、あの目標は、もう忘れたっていい、というぐらいの心持ちでいるぐらいの余裕があるといいのだと、私は思います。
それに、さらに重要なことに、私たちは、子どもたちも、自分がホンネで求めていること、やろうとしていることは、あえて「今年の目標」などと、掲げなくても、無意識のうちに、やるのだと思います。
これは、むしろ具体的な生活習慣や、学習の問題ではなく、心の持ち方や対人関係などの方が当てはまるかもしれません。
「やっぱり、ボクは友達にバカにされる」
「どうせ、ワタシはうまくできない」
そんなことが、無意識のうちに「目標」になっていたら、友達がバカにもしてくる(どんな言葉や態度も、バカにしてきた、と思える)でしょうし、ミスだらけ(ちょっとしたミス、タイミングが悪かっただけのことでも…)になるでしょう。
そういう意味でも、目標に縛られないことが大切だと、私は思っています。
さて、私の話をします。
今年の私は、このブログをたくさんの人に読んでもらいたいと思っています。
そして、どんどんお話をしに出かけたり、何でも新しいことに取り組もうと思っています。
これでは、ハッキリ言って、達成できそうな目標とは言えないでしょう。
これを私のクラスの子どもが書いてきたとしたら、私はもっと、突っ込んだ質問をします…
でも、私はこれをブログに何度か書いた、ということだけで、もう達成しているのです。
私は、以前、本を書いたことがあります。
おかげさまで、今でもまだ流通していますし、吉祥寺の本屋さんで目にすることもあります。
実名で本を出して、名前をネットで検索すれば、バッチリ顔写真まで出るのに、私はうだうだと、失敗や批判を恐れて、態度がハッキリしていませんでした。きちんと目標通りになっていたわけです。
昨年末、突如として、このブログをたくさん読んでもらえるようにしよう、どんどん人に紹介して欲しい、どんな話でも紹介して欲しい、とハラが決まったのでした。
このようなことを書けば、
・現役の先生がいいの?
とか、
・目立ちたがり屋ね〜
とか、
・お金が欲しいのね…
とか、読者が離れてしまう、そして、批判も浴びるのは、当然のことです。
でも、私は書きたいし、話したいし、訴えていきたい。
ま、それでいいか。
と、今は思えるのです。
なんででしょう…
この心境の変化は、何かキッカケがあったわけでもないし、いつか目標を紙に書いて額に納めたからでもありません。
そうなってしまったのです。
ということで、「目標」は、一人一人の心の中に、確実に、強くあるので、忘れても大丈夫、というわけです。
できない自分の再確認ではなく、できている自分の再確認となる目標を無意識のうちに持ちたいと思います。