波だった子どもの心を落ち着かせる秘訣…
それは、
「書く」
こと。
ケンカしたり、何かが上手くできなかったり、いろいろなことで、子どもの心は揺らぎます。
本人がもちろん辛いけど、お母さんだって、同じように辛い。
あ〜早く何とかしてあげたい!
けど、どうしていいかわからない…
話を聞いてはみたけれど、何を言ってるのかサッパリわからない!(特に男の子…)
話を聞いているうちに、妙に腹が立ってくる!(どういうわけか、女の子に多い)
結局、イライラして、ケンカになって終わる。
そして、自己嫌悪…
ならば、会話を紙に書いてみませんか?
紙に書くことのメリットは、2つあります。
まず、整理されることです。
「ふざけるな!あんなやつ、死んでしまえばいい!」
など、その言葉だけは、言わないで、という言葉が飛び出してきても、まずは受け止める。
それを文字にして、目で本人が見られるようにすることで、自分の出した言葉が何なのか、振り返りやすくなります。
確かに、「死ね」という言葉を大っぴらに使っていいとは思いません。
が、それを伝えるのは、後にしましょう。
まずは、お子さんが落ち着くことが第一です。
(まぁ、日本死ね、とあれだけメディアで騒がれていて、子どもが軽く死ねと言わない訳がないのですが…)
そして、もしかしたら、こちらの方が大事かもしれません。
2つ目は、書いてもらうことで、子どもが大切にさらた、自分の言葉を受け止めてもらえた、と感じてくれることです。
正確には、言葉ではなく、気持ちです。
他人は変えられないし、簡単に壁は越えられないけれど、まず、自分の気持ちは受け止めてもらえた、ということには、とてつもなく、大きな価値があります。
少し話がずれるかもしれませんが、授業の鉄則として、子どもの発言は、黒板に書いてあげる、というものがあります。
教師の求めていたものだけを書くのではなく、どんなに的外れに思えても、せっかく発言したことを「書いてもらえた」ということで、無言のうちに、認められたんだ、と感じることができます。
何かと大忙しのお母さんですから、そんなに毎日、会話を書く必要なんてありません。
あ…今日は、ちょっと大きいぞ。
と思った時だけにしましょう。
家庭が、毎日、授業になったら、疲れます。
一言一句、書き漏らすまいともしなくて構いません。
キーワードだけ、ちょっと書くだけでいいのです。
ぜひ、試してみてください。