西宮市長さんの不良自慢発言に思う、過去の告白を子育てに使うヒント

兵庫県西宮市の市長さんが、中高生の集会で、過去の不良体験を自慢し、問題になっているそうです。

 

時事通信

「西宮市長『中高生時代に喫煙』=議会、反省求め決議案」

 

この話は、今朝のテレビ番組でも取り上げられており、上記の記事より、少し詳しく報道されていました。

 

西宮市が中高生の夢実現を応援するイベントを開催し、その際、

「若者には、学校・家庭以外の居場所が必要か」

というテーマの下での発言だったそうです。

 

鍵を盗んで合鍵を作り、居場所を作って喫煙していた、などとの発言をしたその場には、市議会議員も同席していた上、市長自身のブログにも発言は掲載されていたとのこと。

 

そりゃ、問題になるな、と思います。

私が同じことを教室で発言していたら、お母さん方は怒りもするでしょうし、そんな先生のところに子どもを預けて大丈夫か、と心配にもなるでしょう。

 

はっきり言って、私自身は、喫煙もしたことはありませんし、鍵を盗んで合鍵を作ったこともありません。それは中高生時代だけでなく、今までも、です。

 

あ…

より正確に言うなら、火のついたタバコを口にくわえたことはあります。

それも、真面目に二十歳をすぎた後のことですし、どうも私にはタバコは合わないようで、今のところ、吸いたい衝動にかられたこともありません。

 

とはいえ、私にもいろいろな失敗があり、恥ずかしい思いもしました。

怒られるようなこともして、運よくバレなかっただけ、ということもあります。

 

そんな「武勇伝」(というほどのものでは、本当にありませんが…)をうまく活かす方法は、たった一つです。

 

それは、

・そういう失敗をして、悩んでいる子に対して、

・一対一で、静かな場で

伝えるということです。

 

まさに今、中学生でも、高校生でも、喫煙したり、自分たちの隠れ場所で悪さをしたりしていて、何の罪の意識もない人に対して、自分の不良体験を告白したところで、

「だから?」

というだけです。

 

逆に、そんなこと、全くしたいとも思っていない、している人を見て、やめとけばいいのに、と思っている大多数の中高生にとって、そんな武勇伝は、

「この人、大丈夫?」

と心配させるきっかけになるだけです。

 

でも、中には、したくもない喫煙に逃げている自分、悪ぶっている自分が、本当は嫌で、真面目になりたいけど、どうせ自分にはできない、と自意識過剰になって、悩んでいる人もいるでしょう。

 

そういう人にとっては、悪さの告白も、希望の素になるでしょう。

喫煙などを悩んでいる、というのなら、

 

「本当はそんなことをしたくないし、いい子でいたいけど、どうせボク(ワタシ)には、できない」

 

という「どうせ星人」である部分もあると思います。

そういう人にとっては、別人の過去の失敗談が、励ましの材料にもなります。

 

ただし、それはあくまで、一対一の、閉じた、ひっそりしたコミュニケーションの中で、です。

 

市が主体になって、数百人を集めた場、市議会議員も同席するような公の場で、全体に話すようなことではなく、ブログで全世界に公開するようなことでもありません。

 

発言の全てを聞けば、このような発言は、瑣末な一部であって、トータルでは中高生の心の枠を外し、本当にやりたいこと、ありたい姿に向かっていくことを強く励ます話に聞こえたのかもしれません。

 

ただ、このような発言をしてしまえば、その部分を問題にされることは、仕方のないことですね。

 

そして、自身の過去の経験は、失敗談やいわゆる武勇伝も、単なる悪さ自慢ではなく、悩んでいる人を励ますこともできるのではないか、と私は感じます。

 

真に中高生の夢実現を応援し、

「こんな自分でもできるかな…」

と背中を押すためには、一対一で、ひっそりやってほしかったな、と思います。

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