利用できるものは、利用しよう。
先日、あるお母さんと話していて、スーパーの話になりました。
私が、とある激安スーパーの名前を出すと、
「先生がそんなスーパーに行ってるなんて、イメージつきません…◯◯や△△(いわゆる高級スーパーの名前)に行かれていると思ってました」
と言われてしまいました。
いやいや…
どんなスーパーだって行きますよ。
バッチリ、シルク混の生地でテカったスーツを着て、端正なウールのコートを着て、激安スーパーに出かけます。
そんな話で大笑いした後、まぁ、そう思ってもらえるなら、それはありがたいことだな、と思いました。
逆に言うと、日々の積み重ねがそういうイメージにつながったと思うと、今までやってきたことは、ムダじゃなかったな〜とまで思ってしまいました。
これまで、こんなことにお金を使っていいのか、と葛藤しながら買った洋服の数々…
ドキドキしながら、平然としたフリをして入った高級レストラン…
私がお菓子を買って行くと、同僚に、
「青木先生が選んだんだから、何か有名なんでしょ…」
と言われたことがあり、かつてはプレッシャーでした。こりゃ、変なものを買っていけないぞ…なんて思いが湧き上がったものです。
でも、その域に達してしまえば、トクだなぁと思うんです。
お母さん方は、毎日、毎日、お子さんにアレをさせて、コレをさせて、しかも早く寝させてと、大変だと思います。
その積み重ねは、ふとした時に、
「◯◯くん(ちゃん)なら、大丈夫でしょ〜」
という個人ブランドとなることにつながっています。
毎日の生活の中では、そんなブランドが積み上がるなんて、思えないかもしれません。
が、ある時、きっと誰かから、思いもよらないタイミングで、積み重ねを認めてもらえる瞬間がきます。
母が、自分の都合で、私を伊勢丹の地下食品街と洋服売り場(おもちゃ売り場ではないのが、その頃は本当に残念でしたが…)に連れ回したことは、こんな形で認められることになったようです。
お母さん!
ぜひ、ご自身の都合で、お子さんに何かを積み重ねていただきたいと思います。