先生!あなたは、どんな子を育てたいのですか!? え、ええと…

どんな子を育てたいか…
自分の道を淡々と歩む子。

大変なこと、スゴイこと…
そんな意味づけは、しなくてもいい。


「どんな子を育てたいか?」
私が最も苦手とする質問の1つです。
なぜなら、子どもには、それぞれの個性があって、大人の側から、どう育てるか、という見方などないからです。

個性があるのは当然で、あえて「個性尊重」などと、アピールする必要もありません。(逆に、個性を大切にしますなどと声高らかに言っているのは、アヤシイと私は感じます)

私には、その子らしさがイキイキ輝き、その子自身がワクワク毎日を過ごせるために、大人は何ができるか、という表現が一番、しっくりきます。

とはいえ、実際の生活上は、私のような考え方をする人ばかりではありません。

子どもには、望ましい何かを「与える」「教える」「指導する」ことが大人の責任だという考え方も根強くあります。

確かにそうです。
私だって、教師としての生活は、有無を言わさず、何かをさせることに、大いに心を砕いています。

が、同じことをやっても、ベースにある考え方が

・この子らしさは、すでにある。どう引き出すか…
・この子をよくするために望ましいことを、どう与えるか…

というどちらなのかは、とても重大な違いです。

とはいえ、いずれにせよ、子どもにさせることに変わりはないし、起きる出来事に変わりはないのです。

その時に必要な課題を出し、その時に起きた出来事に真摯に向き合う、それだけのことです。

どんなに素晴らしい先生のアドバイス通りにやったって、育児書通りにやったって、子どもの前に壁は現れます。

「あ〜大変…」
「なんて、とんでもないことが!」
「どうしてウチの子だけ、そんなトラブルに…」

と言いたくもなることもあると思います。
が、苦しい時こそ、一歩離れて、カフェでぼんやり周りを見ていると、

「おや?ウチだけじゃないぞ」
「うん?大したことじゃないのか…?」

など、視野が広がる瞬間があります。

こりゃ大変〜!
うわ〜スゴい!

と、出来事にハデな色をつけることも、時には必要ですが、生活の98パーセントは無色で、当たり前の淡々としたものでもいいのです。

特に、大変なこと、ツライと感じることが起きている時こそ、無色でもいいということを意識したいと思います。

「先生は、どんな子を育てたいのですか?」

よく聞かれることです。
「その質問は、私には〜」
と、自論をかますことなく、サラリと、

〜自分の道を淡々と歩む子〜

と答えたいと思います。
私自身、今も挑戦中なのです。

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