どうしたら怒らずにいられるか…
怒っている自分を認めること。
自分に怒らないこと。
私が子どもの頃の先生は、よく怒っていたような気がします。
いわゆる体罰もあったと思いますが、自分だけ、ということもなかったですし、怒鳴られても、まぁ、そんなに心に残ることもありませんでした。
あんなに怒っていた先生や大人は、罪悪感があったのかな、と思うと聞いてみないとわかりませんね。
ただ、先生となった私は、怒った後に罪悪感を感じることが、とても多かったのは事実です。
言葉では、何かをやらかした子どもを責めていますし、当然、怒られている子どもも責められた感覚を持っているのですが、実のところ、自分自身のことも責めているなぁ、と感じます。
そして、今日は怒るまい、と決めて怒った後の虚しさ…
そんな若かりし頃のある日、ある子にこんなことを言われました。
「アイツはいいなぁ、いつも先生に見てもらえて…」
本当にビックリしました。
「アイツは迷惑だよね」
ではなく、
「先生、そんなに怒らないで」
でもなかったのです!
そうか…
怒られるって、関心を持っていることの裏返しでもあるのか…
怒るまい、怒るまいと肩に力を入れることで、結局、怒るハメになり、自己嫌悪に…
そんなぐらいなら、怒って当然!
と開き直っていいのでは、ないでしょうか。
その後の私…
もちろん、いろいろな時に怒っています。
でも、いちいち自己嫌悪に陥って、ウジウジすることは、ずいぶん減ったと思います。
まして、お母さんなのです!
大切なお子さんへの想いは、私なんかの数万倍です。
怒っていいのです。