流れにのる。
昨日まで想像もしなかったようなことが、今日おこる、ということもあります。
それはご縁だと思った方が良さそうです。
それに…
本当は、心の奥では、それを期待していたはずですから…
何年か前の話です。
とある6年生の女の子が、中学受験の時に2つの学校に合格しました。
1つは自宅から近く、通いやすい学校。
もう1つは自宅から距離があり、満員電車に揺られなければいけないけど、考え方、理念がとても気に入っている学校でした。
いわゆる偏差値としては、遠い学校の方が、多少、高かったようです。が、それほどの違いではないと私は感じる程度の差です。大学の進学実績を見れば、大差ないのです。
でも、
・遠いし、
・偏差値高いし、
どうせムリ…(遠い学校は)
と、思っていたそうです。
ところがフタを開けてみると、2つ受かっていた…
女の子ですから、やはり満員電車に乗って、遠い距離を、というのは、不安材料ですね。
本当に迷って、迷って…
でも、縁がある時はある。
結局、遠い方の学校に進まれて、楽しい学校生活を送っているようです。
テストですから、受かったら嬉しいし、落ちたら悲しい。
合格できなかったらどうしようと、不安にもなります。
合格できなかった時を考えて、あえて努力しないという手を使う子も、少なくありません。
そういう心の防衛作戦も含めて、ご縁のある結果しか出ないなぁ、と思います。
受かる・落ちる。
手に入れる・失う。
認められる・認められない。
結果を表面的に見れば、成功・失敗がありますが、全て成功とも言えるし、失敗とも言える。
「なんでも大丈夫。流れに乗る」
これは諦めではなく、ムダなプレッシャーを取り除き、本当に望んでいることを受け入れる心の秘訣です。