気持ちが上がるためにできること。
そして、気持ちが上がる、とは楽しくなるということよりも、「安心できる」ということ。
先日、学校に行くために、朝の準備をしていました。
その時、初めて(だと思いますが…)、気持ちの上がる服が着たい!と思ってしまいました。
私は洋服が好きですし、場に応じた服装というのは大切なマナーだと思っていますが、気持ちが上がる服という感覚は初めてのことでした。
今年の私は広報を担当しているので、最低限、ジャケットは着て出勤します。が、この日は、なぜかスーツを着たくなりました。
チャコールグレー、かなり黒に近いような濃い色の起毛感がある冬物スーツです。
前肩仕様で、肩にはパットの入らない軽い仕様になっていて、一方でウエストはグッと絞っているお気に入りのスーツです。
一通り合わせて、玄関の鏡の前に立ってみますが、どうもしっくりこない…
シューズを表革の普通のものではなく、スウェードのモンクストラップにしたからでしょうか…
でも、その靴を履きたいのですから、仕方ありません。
そこでポケットチーフの違和感に気づきました。リネンの白いチーフをキチンと刺していたのですが、そこが浮いていたようです。
急いで、柄の大きいものに変え、今度は納得できました。
と、ある1日の私の服装になんか、全く興味を持てない方がほとんどという中で、ツラツラここまで書けるのは、気持ちが良かったからです。
子どもにとって、気持ちが上がるものというのは、遊びにつながる可能性もあり、むしろ与えないようにと思われる方もいらっしゃると思います。
確かにそうですね。
集中を妨げるものを物理的にそばに置かない、目に入れないということは、基本中の基本と言えるでしょう。
ここで考えるといいことは、気持ちが上がる、というのは、楽しいということではなく、「安心できる」という意味だ、ということです。
スヌーピーに出てくるライナスの毛布と同じなのです。
お子さんが安心できるために、どんな工夫ができるでしょうか?
今日、意識していただきたいことは、そこです。
安心できることで、毎日は、きっと明るいものになりますね。