自分の時間は、とても大切。
そこで、スマホに子守を頼むって、いい?悪い?
毎日新聞にこんな記事を見つけました。
お母さんは大忙しです。
仕事をされていなかったとしたって、余裕があるでしょ、なんて言われたら、きっとムッとされるのではないでしょうか。
家の仕事、子育てのことには、終わりがありません。
そして、正解がありません。
昨日の記事(「やらせても、やらせても足りない!どこまでやらせればいい!?)で書いたことともつながりますが、なかなか、簡単にはお母さんの心の片隅から、不安が消えないものですね。
実際の生活上も、精神的にも、お母さんが自分の時間をじっくりもてることは、本当に大切です。
そして、それがお母さんの安心や満足につながれば、結局、お子さんの安心につながり、日々の生活も安定します。
ところが、そう簡単ではありませんね。
冒頭に書いた毎日新聞の記事によると、
「4歳〜8歳の第一子を持つ母親の6割以上が、子どもをスマホで遊ばせたことがある」
と答え、その理由で最も多かったのが、
「自分の時間を確保するため」
で、7割以上の方があげたそうです。
実際、私が子ども達と接していて、子ども達は、何の意識もせず、自然にお父さんやお母さんの携帯に触ることがとても多いです。
100パーセントではありませんが、そういう子は多そうです。
この記事の調査は、私には自然に感じられます。
そして、重要なことに、子どもをスマホで遊ばせたことがある、と答えた母親の76.3パーセントが、
「よくないことだと思っている」
と答えたのだそうです。
この感覚は、今の日本では、一般的なものでしょう。
程度問題だとは思いますが、短い時間ならいざ知らず、あまりに長時間だと、あるいはそれが当たり前になると、いいのかな…という疑問符が私の頭の中にも湧いてくるのが事実です。
このことは、テレビ保育、ビデオ保育がいいか、悪いかという論点の延長にあるように思います。
これらのデジタルデバイスが子ども、赤ちゃんにどんな影響を与えるかは、賛否両論の研究がありますが、いずれにせよ、問題は、「放置」です。
これだけスマホやパソコン、テレビが普及した今、全くそれらに触れずに、ある程度大きくなる、ということは不可能です。
また、これから、それらのデバイスをなくそう、などというのも非現実的です。
バランスよく、程よく使う、というのは、このご時世では一般的なのではないかと思います。
むしろ、公園や図書館、あるいは駅前などで、お母さん同士のおしゃべりに花が咲き、お子さんに、スマホどころか、身の危険が迫っていても気づかない、人に迷惑をかけていても知らんぷり、という「リアル放置ママ」の方が、目の前の危険がありそうです。
最も大事なことは、
「放置」
をしないこと。
そして、スマホは、
「程よく」
が次に大事だと思います。
子どもの心配をする前に、私自身、スマホを忘れると生活ができません。もう、大人がスマホ中毒なのです。
気をつけたいと思います。