もう、理屈はいいから、理想もいいから、とりあえず子どもを動かしたい時の言葉かけのヒント
つぶやく。
私は、子どもに何かを伝える時、とくに褒めたい時は、ハッキリ、キッパリ伝えることを大切にしています。
いいことを伝えたい時などは、照れてしまい、何となくモジモジしてしまったり、何について褒めたのか、よくわからなかったりしますから、いいことを伝える時の方が、覚悟が必要です。
とはいえ、子どももプロです。
大人が褒め言葉で、言動を誘導しようとしているのか、常に敏感に感じています。
褒め言葉をニンジンのように目の前にぶら下げても、効果は一時的であるか、大人の承認がないとダメな子になってしまうか、というちょっと大きなテーマは、アタマの中にあるにせよ、忙しい毎日を乗り切るためには、
もう、理屈なんていいから、あとで困ってもいいから、コレをさせたい。
という時もあるのが当然です。
そこで、褒め言葉で釣りますが、もう効果が薄いなぁ…という時は、ぜひつぶやいてみてください。
ワンワード、短い言葉がいいですね。
例えば、テレビのワイドショーなどで、専門家がダラダラとウンチクを言っていることよりも、いわゆるおバカキャラの若いタレントさんが、
「ウソ…バカみたい」
とつぶやいたことの方が、心に残ったりします。
きっと、テレビの中では、それも計算されていたりもするのでしょう。
いずれにせよ、それを聞いた人が、その人のホンネ、素の気持ちが出たんだなと受け止めてくれればオーケーな訳です。
「おっ、スゴい…」
というような褒める言葉だけでなく、
「やれ」
というような、刺す言葉でも応用可能です。
一言を小さい声で、しかし譲らないぞという覚悟で、ブスリとお願いします。