水戸黄門に学ぶ、子どもが取り組みやすい勉強のヒント
同じ問題を繰り返すことを恐れない。
水戸黄門…
国民的ドラマと言っていい、誰でも知っている有名作品。
ほぼ同じ構成の繰り返しにもかかわらず、つい見てしまうという人も多かったドラマです。
いや、見てもいないのに、終了するとなったら、妙に寂しさを感じずにはいられない、偉大なるマンネリ。
さあ、そろそろ印籠が出るぞ、とわかりきった流れが、むしろ心地よく、安心して見られますよね。
子どもにとっても、この「繰り返し」というのは安心材料です。
私はよく絵本の読み聞かせをしていましたが、有名な作品で、幼稚園や私が担任する前の学年でも、何度か聴いているものでも、結局、よく引き込まれているのを見たものです。
初めこそ、
「あ〜知ってるよ〜また〜」
などと、文句を言うのです。
が、結局、身を乗り出して聞いているのですね。
これは、勉強でも同じことが言えます。
同じテキストや問題を出すと、
「もうやったことあるのに〜」
と、やる気が出ない、なんていうことがあります。
でも、結局、できることなら、問題が進みますから、安心して取り組むことができます。
もし、どうしても嫌がるというのなら、1度目にやった時に間違えたものだけやる、という方法もいいでしょう。
同じのなんて、つまらない〜
そんな声に負けてはいけません。
同じことを繰り返すことは、本当に力をつけます。
ぜひ、水戸黄門を思い出し、繰り返し、繰り返し、同じ問題をさせていただきたいと思います。