時には怒鳴っていい。
素直に感情を出す大切さ。
怒鳴ること、感情的になることは、避けたいものです。
実際、あんまり怒ってばかりの子は、友達から敬遠されてしまいます。
しかし、ホンネを押し殺してしまうと、余計に大きなトラブルになることが心配です。
もちろん、相手のいることですから、いくら自分のホンネをぶつけたとしても、その気持ちを相手が受け入れてくれるとは限りません。
それでも、少なくとも、どんな怒りであれ、喜びであれ、心の中に湧いてくるホンネを認めることができれば、怒りが恨みにまで熟成されにくくなるように思います。
先日、怒った姿など、見たこともなかった女の子が、コブシを握り締め、歯ぎしりする勢いで、とある男の子腹を立てていました。
初めは、興奮のあまり、コトバも出ない状態でしたが、次第に落ち着きも出て、どんな怒りがあったか、ある程度、わかりました。
その過程で、彼女が少しホッとした様子になったのは、こんな言葉をかけた時でした。
「それは、怒って当然だね」
怒ったり、感情的になったりすることに抵抗感がありますが、毎日の生活の中では、思うようにならないこともたくさんあります。
大人も子どもも、怒ることもあり、感情的になることもあって、ちょうどバランスが取れているようです。