失敗することは、本当に大事だ。
だからこそ、初めは成功体験が必要。
いろいろな意味で、失敗を経験することは大切です。
ところが、子どもは失敗を心配したり、嫌がったりすることが、多くあります。
「大丈夫。お母さんだって、失敗を乗り越えて、できるようになったんだよ」
などという話は、これまで何万回と家庭で繰り返されてきたのではないかと思います。
私の勤める学校でも、
「学校は失敗するところ。いっぱい失敗をしていいよ」
と、一年生の時から繰り返しています。
それでも、失敗を恐れて、取り組もうとしない子もいます。
考えてみれば、私自身、失敗をしたくないのです。
失敗の何が嫌か…
できないところを見られたくない、ダメなヤツって思われたくない。
まず、思いつくのは、そういう外部からの目、評価です。
が、それだけではないでしょう。
人に笑われることが嬉しくて、ふざけてみたり、あるいは、できる自分をさらけ出さないために、あえてできないようにすることさえ、あります。
そこで思うのは、できない自分を自分自身が見たくない、ということです。
プライド高すぎ〜
と言いたくもなりますが、大人だって、そういうことは、あると思います。
では、どうするか…
失敗を恐れて、動けないでいるなら、結局のところ、初めに成功体験を経験させてあげることです。
そう考えると、
「そんなにお膳立てしたら、甘やかしにならないですかね…」
という罪悪感が、大人の心に湧いてくることがあるようです。
これは、甘やかしではありません。
ブランコをこぐ時に、ちょっと背中を押してあげるだけのことです。
動き出してしまえば、もう大丈夫。
動き出しているのに、まだ押そうとしたり、動きをコントロールしたりしようとするのが、甘やかしであり、逆に子どものやる気を奪うことだったりします。
まぁ、話は、そう簡単ではありませんが、何かをお膳立てすることに罪悪感のあるお母さんなら、何かをしてあげふことは、甘やかしではないよ、とお伝えしたいと思います。