気持ちを豊かに表現できる子を育てるために…
大人が自分の気持ちに素直になる。
先日、電車に乗っていた時のことです。
向かいに座っていた男の人…
多分、私より、年上だと思います。
その人が、携帯の画面を見て、本当に嬉しそうに、ニタ〜っと笑っていました。
気持ち悪い、というのでなく、思わず、こちらもニタ〜としてしまったかな、というような笑顔でした。
大好きなお子さんからメールでもきたのかもしれません。
懸案だった契約が取れたのかもしれません。
それを見て、感情って、うつるもんだなと思いました。
中年の…
大人の…
男性でもそうなのですから、子ども同士は、感情をうつしあっています。
誰かの気分が悪いと、やはり、嫌なムードになります。
上機嫌でいることは、とても大切です。
とはいえ、晴れの日ばかりではありません。
嫌なことや、悲しいことがあったなら、素直にそれを感じたり、表現したりすることも大切です。
たしかに、周りの空気が悪くなる瞬間はあるでしょう。
でも、ありのままの自分でいられる、温かい場にするためには、自分の気持ちに素直になれることが必要です。
でも、大人になると、何となく自分の感情に素直であることが恥ずかしい、憚られることのように思えてくることも多いと思います。
無理にヒステリックにする必要はありませんが、私自身、素直であろうと、意識してきました。
どうせ、子どもには、私たち大人のホンネや状態はバレているのです。
繕うことなく、素のままであることは、子どもの感情表現を豊かにもすると思います。