自分の弱みも受け入れる。
それは、諦めではない。
弱みがあること、それ自体を認めるから、それを強みとして伸ばすことができる。
先日、自宅にあるハードディスクレコーダーに自動的に録画されている番組リストを見ていました。
すると、なぜかディスカバリーチャンネルの巨大空港を動かす人々というような回が録画されていたので、見てみました。
ドイツのフランクフルト空港を舞台に、パイロット、グラウンドスタッフ、管制官や工事監督など、いろいろな立場のプロフェッショナルの活躍が描かれていました。
その中で、ルフトハンザのベテランパイロットが、
「私は、私自身がミスをする存在だ、ということを受け入れています」
と言っていたのが、心に残りました。
これが、開き直りや諦めではないというのは、おわかりだと思います。
弱みや苦手なことが自分にあるというのは、当たり前のことですが、受け入れたくないことでもあると思います。
例えば、私自身、本当にお母さん方と接するのは、本当に苦手でした。
子ども相手でも、スムーズにコミュニケーションを取るのが苦手でした。
若い先生が、子ども相手にコミュニケーションを取るのが苦手って、結構、致命的なことだと思います。
ところが、なぜだったのか、ある日の昼休み、鬼ごっこをして、逃げていた時、体操台で偶然、居合わせた先輩先生に、ふと、自分の苦手なことを話したのでした。
ひとたび、認めてしまうと、肩の力が抜けて、自然さが増してきました。
弱みは強みの裏返しでもあるのですね。
今、気になっているお子さんの弱みがありますか?
実は、それが強みなのかもしれません。