大阪にあるすし店で、外国人客に多めのわさびを提供していたことで、外国人に対する嫌がらせや差別ではないか、という騒ぎがおきました。(詳細は、こちら)
運営会社は、嫌がらせや差別などの意図は全くなかった、という謝罪をしています。
それでも、
・外国人客に「だけ」
・外国人客には「自動的に」
ということで、嫌がらせや差別だと言われてしまうような隙があった、といえるように思います。
外国人客が、日本人の一般的な分量以上にわさびを求める話は、私も聞いたことがあります。
ですから、仕事の手間を減らすためにでも、サービスとしてでも、わさびを増やすことはいいのでしょうが、上記のように、
・特定の人、グループにだけ
・事前の確認なく、勝手に
ということで、不満や怒りを感じる人も出てしまいます。
面倒でも、一言、声をかけていれば、むしろ、気の利く店として、評価されたかもしれません。
もちろん、どんな言い訳をしても、従業員の中に、嫌がらせや差別をしようという気持ちがあったなら、いずれ伝わってしまうでしょうから、このような騒ぎにも発展したとは思いますが、会社側のコメントだけを考えるなら、惜しいな、と感じました。
このようなことは、学校でもたくさん起こります。
むしろ、このようなことばかり、このようなことで、大きなトラブルになると言ってもいいぐらいです。
つい先日も、ケンカがあり、騒ぎになってしまいました。
聞いてみると、ある男の子が、からかわれた!と腹を立てて、別の男の子につかみかかったのだそうです。
聞いてみると、つかみかかられた男の子が、無断で本を戻してしまい、怒ってしまった男の子は、取られた!と感じてしまったようです。
こういう行き違いは、本当によくあります。
この行き違いを話し合い、納得できると、逆に仲良くなれるきっかけになることもあるのです。
「本、片づけとくよ」
とか、
「本、片づけようか?」
などと、一声かければ…
あるいは、
「あれ?本、どうしたっけ?」
などと、ワンクッション置いていれば…
今回のすし店のトラブルのようなことは、ご家庭でも起こる可能性があると思います。
これを題材に、どうすればいい会話になるか、親子で考えてみてはいかがでしょうか?