友達に嫌われたくないな…
そんなことを気にしているお子さんには、こんなアドバイスをしてほしい。
「ホンネを言って、嫌われてしまった方がいい」
最近は、ずいぶん減ったと思いますが、ひと昔前の先生達は、よく怒鳴っていました。
私が小学校1年生の時です。突然、怒鳴られて、何が何だかわからなかったことがあり、今でもよく覚えているのですが、実は叱られたのではなく、褒められていた、ということがありました。
もちろん、叱られたこともたくさんあります。
いずれにせよ、ホンネむき出しのコミュニケーションだったような気がします。
大事なことは、ホンネということです。
怒鳴るかどうかは、問題の本質ではありません。
小さな声でも、丁寧な言葉遣いでも、あるいは黙っていても、ホンネが伝えあえれば、コミュニケーションとしては、質が高いものです。
私は、つい人目や評判を気にしてしまうので、ホンネを伝えるということが、あまり得意ではありません。はっきり言ってしまえば、嫌われたくない、いい人でいたい、ということです。
しかし、そんなことは、相手に伝わってしまいます。バレています。
ですから、相手に嫌われたくなければ、むしろホンネを伝えないといけないのです。
・友達に嫌われたくない。
・嫌われまいと、いい人ぶるとバレる。
・だから、ホンネを言った方がいい。
・すると、嫌われることもある。
・だが、結局、そのホンネに共感した人とは、本当にいい関係ができる。
ということです。
ものの言い方と、言うタイミングは、いろいろな工夫もできます。
が、いずれにせよ、嘘はバレてしまいます。
誰かに嫌われてしまうのは、もちろん、ショックなことではあるけれど、その分、本当に仲良くできる人が見つかるチャンスでもあります。
「あなたが、そんな言い方するから、嫌われるんでしょ!」
ではなく、
「どういう気持ちだったの?」
と、お子さんのホンネを引き出してあげて欲しいと思います。