子どもの笑顔を増やすヒント
これは、もしかしたら、本当に難しいことかもしれません。
お子さんの笑顔を本当に増やしたければ、身近な大人が笑顔でいることです。
中でもお母さんの影響力は他と比べることなどできません。
子どもたちが長い時間を過ごす学校という環境で、私たち教師や友達から受ける影響も大きいと思います。
が、お母さんのパワーに比べれば、足元にも及びません。
お子さんの笑顔を増やしたければ、お母さんが笑っている。
とてもシンプルなんですね。
ところが、意外とこれは難しい。
なぜなら、毎日の生活は、ニコニコしていられないことだって、たくさんあるからです。
身近なところで不幸があったり、テレビなどで胸を痛める出来事があった時、ニコニコしているのは、おかしいです。
腹が立つことがあって当然です。
まぁ、言ってしまえば、達観してしまえば、すべてはうまくいっている。笑っていていい。ということなのでしょうが、逆にそこまで悟られてしまうと、お子さんの感情の波がなくなり過ぎるでしょう。
そこで、1日のうち、どれくらい笑顔でいればいいかを考えてみました。
私からのオススメは5時間です。
もちろん、笑いっぱなしではありません。
何となく機嫌よく過ごす時間という意味で考えてください。
これは、24時間の2割という計算で出しました。
笑顔が大事なことは、おそらくほとんどの方がわかっていらっしゃると思います。
だから、
「今日こそは笑おう!今日こそは何をやられても怒るまい」
と、決心するのですね。
ところが、2時間もしないうちに挫折する。
怒鳴りはしないまでも、不機嫌な自分に気づく…
そして、また自己嫌悪…
これは、ハードルが高すぎるからだと思うのです。
このブログでも、前に書いたことがありますが、何年か前のある午後、ある男の子が、
「あ〜先生、今日、初めて笑った〜」
と言ったのです。
子どもは大人の機嫌に敏感です。
ちょっとした笑顔だけでも、そう声をかけられるのです。
そんなにずっとご機嫌でいなくても大丈夫です。
1日のうち2割だけ、ご機嫌で、笑顔を多くするだけで、お子さんの気持ちも明るくなります。
腹八分目ではなく、笑顔二分目ですね。