9月病問題は、お母さんの失敗に使えますよ。
去年の記事ではありますが、9月病について、興味深い記事がありました。
4割を超える人が、9月に心の重さや不調を感じるのですね。
これほど多くの人の調子が悪いとなると、9月は多くの会社で、課題が生じているのかもしれません。
〜月病といえば、5月病が有名ではありますが、9月は季節の変わり目で、秋に向かって涼しくなりやすく、体調という面からも元気を失ってしまうようです。
小学校教師としての、私個人の経験としては、子どもは1ヶ月後、つまり、6月や10月に元気を失うことがあるので要注意、と思っています。
5月や9月を乗り越えた〜
と思って気をぬくと、翌月に学校に行き渋るようになった、などということがあるのです。
10月病については、all about news digに掲載されたコラム(「小学校の先生が指摘する『9月病も重要ですが、10月病も意識してほしい」)をご覧いただくとして、今日は少し違った観点で、〜月病について考えてみます。
冒頭にご紹介した記事(「働く男女の40.9%が『9月病』を実感」)では、9月、10月、11月のそれぞれについて、ストレスを感じる人の割合を掲載しており、9月が10月・11月よりも10ポイントほど、高かったと紹介しています。
ところが、記事の前半には、驚きの内容が載っていました。
以下引用
10代以上の男女に、ストレスを感じるシーズンを聞いたところ「夏(6~8月)」(53.8%)が最も多く、次いで「春(3~5月)」(46.1%)、「冬(12~2月)」(45.7%)と続き、「秋(9~11月)」(35.2%)は最も低い季節となった。
引用終わり
え?
ということは、秋が一番、ストレスがない?
にもかかわらず、9月病をクローズアップするのは、大して意味がないと思ってしまいました。
子どもの頃、8月31日に、翌日から始まる学校を思うと、ワクワクするような、ガッカリするような不思議な感覚になっていたものですが、やはり、開放的な夏・長い休みが終わるというのは、とても寂しいもの。
そして、秋は何となく、物寂しく、暗くなるのが早くなると、気分も重くなったような気がします。
でも、四季の中で、秋のストレスが一番低い、というのなら、すべては思い込み、あるいは言い方なのではないかと思ったのです。
それに、毎月、毎月、暑いだ、寒いだ、移動があっただ、取引先から無理を言われただ、ストレスのタネは尽きません。
毎月、〜月病と言うことができそうです。
お子さんに、
「お母さん、しっかりしてよ!」
などと言われた時には、
「〜月病だから、仕方ないのよ」
と答えるといいかもしれません。
が、使いすぎると、同じ言葉がお子さんから返ってくるでしょう。
まあ、そうなったら、
「毎月、毎月、理由はあるんだから、いいのよ」
とでも、言って、笑い飛ばすぐらいがいいと感じます。
そんな笑いが、親子の心のスペースを作るのではないでしょうか。