「恥ずかしい…」
何かができなくて、恥ずかしい。
何かを持っていなくて、恥ずかしい。
何かをしてしまって、恥ずかしい。
恥ずかしさを乗り越える秘訣とは、それを「素晴らしい」と認めること。
私は最近、すっかりポケモンにハマっています。
そんなわけで、毎日の記事の中でも、ポケモンの話が多くなっているのですが、今日、井の頭公園に出かけ、気づいたのが、
「恥ずかしい」
という気持ちでした。
何が恥ずかしいか。
今日の場合、午前10時半ぐらいに井の頭公園に着いたのですが、当たり前ですが、明るいわけです。
この明るさで、職場にも近い吉祥寺という土地柄、誰かに見られる可能性も十分にあります。
実際、夏休みの終わりには、ポケモンを1匹捕まえて、さ、次に向かおう、というところで、とある子に会ってしまい、ちょっと恥ずかしい思いをしました。
そうです。
やはり、
「恥ずかしい」
と思ったのです。
では、夜ならどうでしょう。
どうも井の頭公園の場合、仕事帰りの人が集まりやすいからか、夜の方が人出が多いのです。
夜なら、子どもに会う可能性は低いですし、そもそも、よく見えません。
それなら恥ずかしくないか。
いや、やはり恥ずかしいのです。
「薄暗い井の頭公園の特定の場所で、老若男女が、皆一様にうつむいてスマホやらタブレットやらに夢中になっている、この異様なことに自分も夢中になっているなんて…」
一言で言えば、自意識過剰です。
ポケモンなら自意識過剰で終わりますが、この「恥ずかしい」という気持ちは、子ども達の心理を考える上で、重要です。
クラスで友達とのトラブルが起きたり、ちょっと難しいこと、新しいことに挑戦したりする時、「恥ずかしい」という気持ちがハードルを高くします。
・どうせあの子は、私のことを嫌ってる。
→「嫌われてしまう私なんて、恥ずかしい」
・アイツみたいに、明るく、ワイワイ人気者になんて、私はなれない。
→「あんな風にできない私なんて、恥ずかしい」
・この新しい単元は、難しい。
→「できない私を見られたら、恥ずかしい」
などなど、ダメな自分をさらけ出してしまうことが頭に浮かぶと、
「恥ずかしい」
気持ちになるわけです。
いや、より正確には、人にさらけ出すよりも、
「自分でダメな自分に直面したくない」
から、恥ずかしい気持ちになります。
ですから、お子さんが、
「恥ずかしい」
という気持ちになっているなら、
「そんな、あなたが素晴らしい」
という方向性で、励ますことが必要です。
・知り合いに見られたとしても、ポケモンに夢中になっている私って、なんだかいい感じ。
・あの子に嫌われていたとしても、そんなのよくあることで、大丈夫。
などなど、まず、現状を認めることが、恥ずかしさを乗り越える秘訣です。