温かい言葉が人を傷つけることがあるなんて…
あえて言葉をかけないで、待つことも価値がある。
「いつもありがとうございます!」
と、にこやかに声をかけてもらうことで、本当に明るい気持ちになれます。
今朝も、例によって入ったスタバで、気持ちいい声をかけてもらいました。
席について、ふと思ったことは、
「いつもありがとうございます!」
と言われて、恥ずかしかったり、責められたりしている気がすることもあるなぁ、ということでした。
2学期が始まったことで、私の始業時刻が遅くなり、出勤前にスタバに寄ることもしやすくなったのですが、そうなると、毎朝のように顔を出すことになります。
スタバに限らず、あんまり通いつめると、何だか恥ずかしいような気がする…
共感してくださる方もいらっしゃると思います。
それは、どういう気持ちから来るのでしょう…
・毎朝来ては、ドリップコーヒーしか頼まないなんて、ケチ!
・こんなに毎朝来るなんて、ヒマだなぁ…まともな仕事してないんじゃない?
・よくこんなに来るよね、お金いくらあっても足りないよね…
そんなふうに思われているのだろうか!?
ちなみに、卒業生の中にも、スタバでアルバイトをしている子が何人かいるのですが、彼女達に聞いてみると、いつも来る人って、お金がかかるのに、スゴい、というようなことを言っていました。
私も、学生時代、アルバイトをしていました。
常連さんを見かけ、
「いつもありがとうございます!」
と、自分が声をかけていたのです。
その時、少なくとも私は、その人のことを何とも思っていませんでした。
ヒマだなぁとか、お金持ちだなぁとか、そんなことを考えていた記憶もありません。
逆に、時々しか来ないクセに、ヘンなことを言う人は、面倒だなぁと思ったことはありました…
まぁ、私が本当のところ、どう思われているわかりませんが、普通に考えれば、何とも思われていないのですよね。
よく来る人だから、いつも〜と声をかける。
それだけのことです。
なのに、言われた方は、
・責められている
・バカにされている
・とがめられている
と感じる。
それは、その人が、自分のことを
・責めている
・バカにしている
・とがめている
から、なのでしょう。
クラスでも、同じようなことは、本当によくあります。
友達同士のトラブルのうち、勝手な勘違い、解釈がどんどん広がって、こじれることがあります。
そんな時、大人はもちろん、当事者同士でも、温かい言葉が、かえって人を傷つけてしまうことがあります。
温かい言葉が人を傷つけることがある。
その事実も、頭の片隅に置いておきたいものです。
温かい言葉は、気持ちが温まるのを待ってからでも、遅くはないようです。