外に出るのは素晴らしい。
虫取りでも、ポケモンでも、散歩でも、買い物でもいいから。
外に出るから、気持ちが切り替わる。
雨が続くと、教室の子どもたちは大変です。
外に出ることができず、どうしても気持ちが発散できません。
体育館のようなところで、汗びっしょりになるまで走り回っても、外で過ごした後のように、気持ちをリフレッシュすることはできないのです。
私が小学生の頃、ファミリーコンピュータなるものが発売され、みんな夢中になりました。
が、30分か、せいぜい1時間もやると、誰から言うでもなく、外で遊ぼうか、という話になり、野球をしに行くのが常でした。
最近は、友達の家に集まって、それぞれにゲームをしているだけ、ということも珍しくないようです。
たとえ、お散歩だけでもいいから、外に出ることは、心も体もリフレッシュされ、集中力も上がるので、もったいないな、と思います。
先日、井の頭公園に行った時、幾分、減ったとはいえ、ポケモンGOに夢中になっている人たちがいました。
まあ、実のところ、私もミニリュウを見つけて、嬉しかったのですが、ふとiphoneから目を上げると、虫取り網を持ったグループが見えました。
これは子どもの遊びではなく、公園関係者の生態調査という感じではありましたが、方やスマホのポケモン獲りに夢中、片や網で虫取りに夢中という、バーチャルとリアルのはっきりした対比に、心が動かされました。
友達の家に行き、それぞれが、それぞれのゲームに夢中になっている状態が、一歩進んで、友達と、あるいは一人で、外に出てポケモンを探す状態になっただけでも、大いにヨシとしていいのかな、と思います。
ずっとスマホの画面を見ていたとしても、家の中にいるよりは、外の空気を吸った方がいいのです。