自分が好きだと思っていることは、本当は好きとは限らない。
それを当たり前だと思っておいてもらえると、お子さんはお母さんを頼りにできる。
今年の夏休みは、沖縄に行く機会がありました。
今までになく、3泊もできたことで、本当に気持ちのリフレッシュができました。
ところが、体調は今一つ、指には不思議なデキモノができて痛い、口内炎が3つも…
ちょっと長い旅の終わりにはそういうこともあるとは思います。
が、私は、ふと思ってしまいました。
もしかして、私は旅行が苦手!?
あんなに好きな旅行が、実は苦手?
趣味は何ですか?と聞かれれば、まず旅行と答えるような私でしたが、今回の沖縄旅行は、自分にとって当たり前のことが、実は自分で思い込もうとしているだけなのではないか、と思うきっかけになりました。
今でも、表面的な意識としては、旅行が大好きです。
次は、あそこに行きたい、その次は…
と、国内、国外問わず、いくらでも思いつくのです。
でも、もしかしたら、私は旅行が好きじゃないのかもしれない、という気づきは、私にとっての当たり前をひっくり返す、とてつもなく大きい衝撃的なものでした。
お子さんも、あれが好き、これが嫌いと、いろいろな好みがあると思います。
きっと、お母さんにもあるでしょう。
が、もしかしたら、それは自分の思い込みかもしれない、という考え方は、固くなった心を柔らかくする、そして可能性を広げます。
「あの子、大好きなんだ」
というお子さんに対して、
「本当は嫌いかもよ」
などと、口に出して言う必要はありませんが、何かの拍子に、ケンカ別れしたとしても、驚かずにドッシリ話を聞いてあげることができます。
逆に言うと、
「あんな先生、大嫌いだ!」
というお子さんに対して、
「でも、いいところもありそうよ」
などと、口に出して言う必要はありませんが、何かの拍子に、急に信頼関係があったことに気づいたとしても、驚かずにドッシリとしていられます。
「これが私の信念!」
という、何か核になるものがお母さんにあると、お子さんは安定しやすいと思います。
それに加えて、
「その信念がガラッと変わることもある」
という、さらに広い心持ちでお母さんがいてくれると、お子さんは、どんな困りごとでも、お母さんのおかげで安心できるのです。