お母さん、お子さんの好きなもの、いくつご存知ですか?
先日、低学年で、「予想ゲーム」という遊びをやったそうです。
「四角いもの」などのお題を教師が出し、誰か一人が前に出て、教師の前で、自分のイメージした「四角いもの」をメモします。そのメモしたものをグループで話し合って、当てるというゲームです。
すると、子ども達は、
「あの子は、電車好きだから、電車関係じゃないか」
とか、
「いや、前にケーキが好きだって言ってたよ」
などと、その子のことをよく知っていて、受け入れているんだな、ということが自然と伝わってきたそうです。
お母さんという立場からすると、迷惑な子、できれば関わってほしくないような子もいると思います。
が、子ども同士の感じる力というのは、大人とは、また違った強さを持っています。
子ども同士の会話から、感じられることも、また、たくさんあります。
とはいえ、そう思って、聞き出そう、知ろうと身構えると、これがまた、子どもにはすぐにバレます。
以前、私にこんなことをおっしゃったお母さんがいます。
「私は、我が家に友達をたくさん呼ぶのが好きなんです。どんな子がいて、どんなことを考えているか、すぐにわかりますからね」
言葉にすると、違和感がないのですが、実際にお話を伺っていると、
「うん?尋問的?スパイ的?」
という印象を受けました。
すると、そのうち、この子の家には友達が行くのを避けるようになってしまいます。
意識をしていない時に、ふと耳に入ってきたこと、目に入ったことにこそ、意味がありそうです。