責めるだけが能じゃない。
「責め」って、悪循環になりやすい。
子どもは、いろいろなトラブルを起こすものです。
電車の中で、大騒ぎしている子どもがいれば、
「親は、ついてないのかしら?注意しないのかな…」
という声、いや実際には、目線が飛んでくることも多いと思います。
確かに、その都度、子どもには、いけないこと、こうした方がいいことなど、教えていくことが大切です。
けれど、責めることが、いい注意とは限りません。
このところ、繰り返し、書いているように、子育ては感情の中でするものですから、感情的になったって、いいと私は思います。
それにしたって、感情的になるということ、イコール、責めることとは限りません。
責める、ということは、これぐらいの年齢なんだから、これぐらいのことは、できていて当然だということが、心の前提になっている、ということです。
つまり、期待に応えてくれなかった我が子を責める、行いや言葉ではなく、人間を責めるということです。
繊細な子は、そんな、期待に応えられない自分を責めるようになります。
「責め」の悪循環です。
ダメなことを止めることは大切。
どうしたらいいかを伝えることも大切。
その時、人間ではなく、行いを意識することが大切です。