私は、こんなところですから、もういいんです。
え?
どんなところ?
それってホンネ?
「レベル」よりも、本当に好きかどうかだけを考えてほしい。
私は都内にある私立小学校に勤めています。
「私立」と聞いただけで、
「ウチはそんなレベルではありません」
などと、おっしゃる方もいらっしゃいます。
一方で、
「は?ウチは、そんなレベルではありませんのよ」
という感覚の方もいらっしゃるものです。
まぁ、どちらでもいいのですが、大事なことは、「レベル」ではないですよね。
小学校や中学校、高校、大学、あるいは会社など、選ぶという時に大切にしたいことって、レベルなのでしょうか…
実際、「レベル」も、確かに現実的な意味を持っているとは思います。
が、「レベル」第一というのは、本当にいいことなのでしょうか?
仮に、同じ「レベル」で考えてみても、例えば、中学受験の「御三家」ということで考えてみても、それぞれの校風は、男子、女子とも、全く違うのです。
人より上に立ちたい…
あるいは、
ウチにあったレベルにいたい…
私も理解できるのです。
でも、「レベル」なんて、変化することもありますし、何より、本当に気に入っているかどうかの方が、圧倒的に大事です。
皆さんも、聞いたり、見たりしたことがあるかもしれませんが、「レベル」の高い学校に行っているからと言って、有能とは限りません。もちろん、友達になりたいタイプかどうかもわかりません。
結局、その学校なり、環境なり、モノなり、ヒトなりが、好きかどうかに尽きます。
好きなら、結局、許せます。
人よりも高いことが好きなら、「レベル」だけを考えるのもいいでしょう。
これは嫌味ではありません。
どこでもいいから、学部は何でもいいから、早稲田に行きたい!と言って譲らなかった知り合いもいます。それって、分かりやすくて、いいと私は思います。
ホントは早稲田に憧れているのに、
「早稲田って、何かいやだよね」
とヤキモチを焼いている方が、よほど厄介です。
手に入れられるかどうか、入れるかどうかを考える前に、好きかどうかを、常に第一に考えたいな、と私は思います。