丁寧に扱われたい気持ちって、大人も、子どもも同じ。
雑な扱いを受けると、腹が立つ。
でも、大事なことは、雑な扱いではなく、ホントは訴えたい困りごとが他にあるんじゃない?
レストランやカフェ、お店など、至る所で、サービスを受ける毎日。
あ〜
こんなに感じのいい人がいるんだ〜
この人からなら、もっと買いたい!
と、思わずにいられない時がある一方で、おわかりとは思いますが、
こんなのってないんじゃない?
もぅ〜二度と来ない!
と、感じてしまうこともあるものです。
その気持ちの奥にあるものって…
と考えてみると、
「大切にされた」
「いい加減にされた」(バカにされた)
ということなんですね。
大切にされたい、丁寧に扱われたい気持ちって、大人も子どもも同じです。
ということで、私は、普通、子どもを呼び捨てにしません。先輩から教わったことも含めて、私なりに、「ある程度」、そうしています。
ところが、私のそういう取り組み、こだわりを、
「呼び捨てしてくれないなんて、冷たく扱われた」
と、とらえる人もいます。
私は、大切にしようとしています。
でも、相手は、冷たくされたと受け取っています。
だから、「ある程度」ということが大切です。
そう思っておかないと、私のこだわりを相手に押し付けることになります。
理想論としては、相手が大切にされた、と感じる言葉や態度で接することがいいのでしょう。
が、そんなことって、できるでしょうか…
先日、所用で出かけた際に、時間調整のために、例によってスタバに入りました。
そして、アイスコーヒー、氷少なめをお願いしたのですが、
「え?これだけ?」
と思うような分量しか入っておらず、ちょっとイラッとしました。軽く扱われた気がしたのですね。
でも、こういうチェーンカフェでは、規定の分量は決まっているものです。氷少なめなのですから、カサが少なく見えるのは当然なんです。
それはわかっているけれど、いつも行っている吉祥寺界隈のスタバでは、もうちょっと入っているので、軽く扱われた気が強くなったとも思います。
そして、さらに気づいたことは、私にとって、不慣れな場所である、その場で、私は不安感を持っていたということです。
いつものスタバなら、気にならないことが、新しい場所では気になった…
丁寧に扱われない自分と、他の不安感がリンクしてしまったことで、いつもは感じない、イラッとしたものが心に残ったんだなぁと思いました。
お子さんが、何かで不安や不満を感じている時…
そんな時は、お子さんが口にする困りごとに加えて、他に何かないかを意識してみてください。
多くの場合、そちらの方が本丸なんです。
本当に困っていること、伝えたいことは、言いづらいので、ダミーとして、わかりやすい困りごとを訴えている、という見方をすることで、事態を動かすことがあります。
ということで、まずは、大人が自分の感情に敏感で、正直でありたいな、と思います。