人って、ホントに見ていない。
だから、勝手に、
「責められた!」
「バカにされた!」
と、決めつけない方がいい。
クラスでは、そういう思い込みのトラブルが、よく起こります。
そんなに、気にしなくていいのに…
大人なら、そう思えますが、子どもは、なかなか、できません。
いや…
大人も…?
先日、健康診断を受けるため、かかりつけの病院で、呼ばれるのを待っていました。
すると、受付を済ませた女の人が、日傘を置いたままのソファに座ってしまいました。
ぼんやり向かい側にいた私には、そこに誰が座っていて、今は先生に呼ばれて診察室に行っていて、あと少ししたら、戻ってくるよね、とわかっています。
でも、座ってしまった人は、何の悪気もなく、イタズラ心もなく、一番、座りやすかったところに座っただけです。
まぁ、私からすると、他にも空いているところがあって、あんなに大きな日傘があるのが、なんで気づかないのかなぁ、と思いました。
でも、まぁ、そんなものでしょう。
私だって、新しい場では、妙な緊張をして、おかしな行動をしてしまうことがあります。
だから、ハッキリ言って、単に気づかなかっただけなんです。
座ってしまった方も、座られた方も、責めてないし、責められてもない。
実際、診察を終えて戻ってきた人は、何事もなかったように、日傘を取って、別の場所に座っていました。
しかし、こんな平和なことばかりではありません。
教室だったら、そういうちょっとしたことをキッカケに、ケンカになることもあります。
女の子なら、ちょっとした目線のことだけで、トラブルが長引くなんてこともあります。
いろいろなことが気になるのも、理解できますが、大人としては、その気持ちを十分に受け止めた上で、
そこまで思わなくていいんじゃない?
と、肩の力を抜くようにアドバイスすることが必要なのではないでしょうか。