子どもを伸ばす大人は、フライパン返しにヒントを求める。
フライパン返し…
あれほど、便利なものはありません。
料理には必須です。
一瞬で、表と裏をひっくり返します。
当たり前ですよね。
ハンバーグや目玉焼きやホットケーキを一瞬でヒックリ返せるのですから、私たちの心も、一瞬でヒックリ返せると思うのです。
私のテーマは、
「私は、私で、いいんだ」と、思えるようになること
です。
これは、昨日の記事でも書きました。(こちら)
ところが、これは言うは易く行うは難し。
なかなか難しい…
なぜ、そう思えないか。
それは、
人に賞賛されるような、自分で自分を認められるような「成果」や「証拠」がないから。
そこで、結果ではなく、プロセスを認めることが大切だと言われます。
全く、その通りです。
返す言葉もありません。
でも、プロセスさえ、自信がなかったらどうする?
自信がないあまり、行動を起こさない、という選択をする子も、少なくないのです。
それは、多くのお母さんがお分かりだと思います。
「やっぱり、ワタシってダメじゃない…」
「どうせ、オレなんてダメだし…」
ということがベースにあるのですね。
「取り組んだこと」それ自体が、素晴らしいんだよ、という心持ちで接することは、多くの子どもの心を励ますと思います。
が、今、書いたように、本当に自信のない子、つまり、実は人一倍、認めてほしい子は、取り組みさえしようとしません。
だからこそ、私は、その子の、一番、気にしていることを認めます。
子どもの話を聞き、自分が一番、苦手にしていることを、
「それが、あなたの魅力なんだ」
と伝えます。
その、180度、ひっくり返す視点の移動こそ、大人の役目かな、特に、私の得意なところかな、と思います。
これが、一気に子どもを伸ばす、フライパン返しなのです。
日々の、当たり前のこと、例えば日常的な料理にも、子どもを伸ばすヒントがあると、私は思います。