人生は、何歳で決まるのだろうか。
人生は、◯代で決まる…
そういう本を書店で目にしました。
思わず手に取って立ち読みしてしまったのですが、本を元に戻すと、すぐ近くにまた別の年代で人生が決まるという本があった。
え?
20代?
30代?
40代?
一体、いつ決まるの?
そんなことを思ってしまいました。
いったい、いつ決まるのがホントなのでしょう?
年齢ごとに、経験すべきことを整理することは、わかりやすく、参考にできる部分も多いでしょう。
期限を切られることで、行動を促す効果もあると思います。
が、私は、すべきことを年齢で区切ることに、慎重でありたいな、と思います。
私はもうすぐ40になりますので、今日、書店で手に取った本は、40代で〜という本でした。読んでみると、私なりに、できているな!と嬉しくなったこともあれば、マズイ…と不安をかき立てられることもありました。
おそらく、それは30代でも、20代でも、できていることもあれば、できていないこともあるのではないかと思うのです。
それに、もし20代で人生が決まるなら、その20代は、10代で何をしたかで決まってしまうし、それなら、さらに一桁の時に何をしたかで決まる。
となると、お母さんのお腹の中にいる時から…
常に、過去を振り返って、できていないところはないか、今からでも間に合うか、追いかけっこをし続けることになってしまいます。
そのプレッシャーは、相当なものです。
私が接している子ども達は、一番、年上の6年生でも、まだ12歳です。
何かができるようになる時期は、数年単位の誤差があっても、全く不思議ではないと思います。
人生が決まるデッドエンドとなる年齢は、先送りするに、越したことはないように私は思います。
先送り…
何と、罪悪感をかき立てられる言葉でしょう。
が、先送りには、子どもの人生を大いに輝かせる価値がありそうです。