気持ちを全て、受け止めるのは、いろいろ大変だけど、新しい発見がある!
お母さんとしては、いくら我が子がかわいいと言っても、
「え?なんでそんな気持ちになるの…理解できない…」
と、どうしても共感できないこともあるも思います。
それも当然で、もちろん、それでいいと思います。
が、そうだとしても、
ですから、お子さんの心の事実は、心の事実として、全て受け止めてくださったら、いいなと思います。
お子さんの語る、荒唐無稽(?)なストーリー、
話をいくら聞いても、聞いただけで、解決できるとは限りませんが、
まあ、そんなことを訴えている私でも、現実的には、授業を進めたい時や、
そんな時は、後回しで構わないのです。
落ち着いてからで構いません。
今、すぐでなければならない!という縛りを捨てると、少しハードルも下がるのではないかと思います。
さて、聞き方のコツは、横か斜めに座ることです。立ったままでは、
そして、聞くことは、簡単。
「それで?」
と聞くだけです。
さらに、言葉できなさそうなら、どんどん代弁してあげましょう。
気持ちが昂っている時に、自分の言葉で言わせる練習なんて、
・こういうこと?
・ああいうこと?
・こういう意味?
と、助け船を出すことは、とても大事です。
さて、男の子同士のトラブルがありました。AくんとBくんとしま
Aくんは、Bくんが大好きなんですね。
何かと言うと、遊びに誘ったり、カワイイちょっかいを出したり…
一方、Bくんは素直じゃないところがありました。
遊ぼう!
うん、行こう!
とは、ならないことも目につきました。
遊ぼう!
うーん…
でもね〜
と、いったん面倒くさそうにします。
トイレだなんだ、理由をつけて、ごにょごにょするのです。
そんなBくんですから、
Bくんも、本当は嬉しかったんだと思います。
声をかけられた後の口元は、少し笑ったような感じが見えました。
でも、素直にできない子は、本当にできないんですよね。
私も、
そんな彼らでしたが、とうとう、Aくんが怒ってしまいました。
話を聞くと、サッカーに誘ったのに、断られたというのです。
それだけなら、いつものことなのですが、その日は、朝、
Aくんの怒り、思いをずいぶん、長く聞きました。
そして、Bくんからも、話を聞きました。
その中で、興味深ったのは、Aくんには、自分が一人になってしまう不
Aくんは、Bくんを救うつもりで、実は自分の不安をBくんの中に
だからこそ、Bくんも、素直になりきれなかったのかな、
もしかしたら、AくんとBくんは、似た者同士。表と裏のようなものなのかもしれません。
ケンカになれば、もちろん、間に入るとしても、温かく見ていれば、きっと、次のステージに進むのだろうな、と思いました。
話を聞くのは、なかなか大変ですが、それだけの発見や、成果はあるように、私は思います。