迷った時に、一番、効果のある質問とは?
「いつ、どんな時に、一番、幸せを感じるか」
私は、教師として、どんな時に幸せを感じるか、と自問してみました。
すぐに答えが出ました。
それは、子どもたちが課題に集中して取り組んでいる姿を見る時です。
特に、私があれこれ言わなくても、自分で自分のすべきことを見つけて、始めてくれると最高です。
これって、ハッキリ言って、テレビ番組の取材が来るような、ハデな話ではありません。
でも、あの凜とした空気と、熱中している子どもたちの集中力に、私は笑顔になるのをこらえられません。
そして、課題を終えた時の
「できた〜」
という小さな声と、満足げな顔。
これが最高なんです。(私には)
私が大切にしていること。
それは、私の授業によって、子ども達を理解や、達成感に導くのではなく、
子ども達が、自分たちの力で、ごく当たり前の、シンプルな、飾り気のない課題に集中して、
ごく当たり前の、シンプルな、飾り気のない達成感を得てほしい
そういうことなんですね。
例えて言うなら、
素材よりも、ソースで料理の味を勝負する古典的フレンチ
ではなく、
素材の良さをどう活かすかを第一に考える和食
が好き、ということになるでしょうか。
(料理そのものの好みとしては、古典的フレンチは好きですが…)
以前、あるお母さんからお話をうかがっていて、どんな瞬間に幸せを感じるか、という話になったことがあります。
その方は、
「夕食のテーブルに、家族がそろって、食事をしている時」
とおっしゃっていました。
これも、やはり、テレビが取材に来るような話ではありません。
(たぶん…)
子育てはもちろん、身の回りの毎日は、嬉しくなったり、ウキウキしたりすることもある反面、悲しくなったり、イライラしたりすることがたくさんあると思います。
どうしたものか、と迷うこともあるかもしれません。
そんな時、
「いつ、どんな時に、一番、幸せを感じるか?」
という質問を自分にすることで、方向性が絞られてくるのではないかと思います。
あなたは、いつ、どんな時に、一番、幸せを感じますか?
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