自分のホンネに、心から自信を持つことが大事。
ハゲたとしても、お腹が出たとしても、今は自慢できるイケメンじゃなければイヤ!
ならば、
人に自慢できる我が子じゃなければイヤなのか…
先日、中央線に乗っていた時のことです。
女性3人組が、恋愛や結婚の話で盛り上がっていました。
「◯◯ちゃんの彼は、イケメンでいいよね〜」
「え?イケメン?そうでもないよ。でも、愛らしい顔をしているよね」
ここまでは、いいと思うのです。
楽しい話だと私は思います。
しかし、次の言葉が私の耳に残りました。
「あ〜イケメンの彼じゃないと嫌だな…人に紹介できないもん」
人に紹介できるかできないかで、彼氏や彼女を選ぶ。
その是非は、読者の皆さんのご意見もいろいろだと思います。
現実的には、そういうことを気にする人もいるでしょう。
・人に紹介できるか、つまりは自慢できるか
ということは、
・「こんな彼(彼女)と付き合っている私ってすごい」と言えるか(思えるか)、
ということです。
すると、
・「こんな程度の彼(彼女)しかいない私はダメ」
ということですね。
「自分」の価値や評価を他人で決めるというのは、「自分らしさ」を活かすことの対極にありそうです。
もちろん、人と関わってこその人間関係であり、自分ですから、自分以外の人間関係も含めて、「自分らしさ」を活かすのだと思います。
でも、「彼(彼女)」という言葉が、「子ども」に変わったらどうでしょうか?
・「人に自慢できない子どもだからダメ」
・「こんな程度の子どもしか育てていない私はダメ」
これは、私たち教師も、気にかけておかないといけないことでもあります。
・「人に自慢できる成果を上げていない子どもだからダメ」
・「こんな程度の成果しか出ないクラス運営しかしていない私はダメ」
この考え方は、お預かりした子ども達に対して、全力で責任を果たす、というフリをして、子ども達の目に見える「成果」で、自分の価値を高めようとしていることなのではないかと私は思います。
さて、先ほどの中央線の会話の続きです。
「まあね〜でも、どうせ、男なんて、そのうち、ハゲたり、お腹も出たりするんじゃない?」
あ…
確かに、それも一つの真理かもしれません。
「いや!そうかもしれないけど、今は自慢したいの。イケメンの彼氏じゃなきゃ…」
ここまでハッキリ断言できるなら、これも「今」のホンネとして価値があると私は思います。
自分のホンネに自分で自信を持てるかどうか。
それを大切にしたいものです。
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