熱意が人を動かす、のウソ?
肩の力が抜けているから、話が伝わる。
私の知人で、カラオケ大好きな人がいます。
その人から聞いた話なのですが、ヘタな人の歌ならまだ聞けるのだそうです。
一番、聞いていられないのは、上手さをアピールしようと、力がこもっている人の歌なんだ、ということでした。
あ〜なるほど〜
と、気づきのある話でした。
私も子どもたちに、これは伝えなきゃ!と力んでしまうことがあります。
ケンカがあったり、トラブルがあったり、あるいは、いいことでもそうです。
「この出来事の意味を、この子たちに伝えるんだ!」
と力むと、確かに、白けてしまうことがありました。
私のケースでは、私対子どもたち、という構図ですから、ご家庭でのお子さんとの会話とは、また状況も違いますが、どうも、大切なことほど、力むと、かえって伝わらない、ということを頭の片隅に置いておくと、無用な親子ゲンカやイライラを減らすことができそうです。
「こんなに真剣に話しているのに!」
と、お母さんがイライラしてしまう時、
「うん?ちょっと力み過ぎているかな?」
と考えてみることは、お子さんに話を伝えやすくするキッカケになるかもしれません。
実は、このブログもそうなんです。
よし!
今日は、自分の教育観がしっかり表現できて、事例もあって、よくできたぞ!
と、力のこもった記事なのに、大して反響がないのです。
むしろ、学校からの帰りの電車の中で、10分程度で、サラッと書いた記事に、いいね!をたくさん、付けていただいたり、メッセージをいただいたりするものなんです。
お子さんが、本当に苦しんでいる時は、大げさなほど、真剣に、力をこめる必要もあるでしょう。
が、いつもいつも、お説教に力がこもっていたのでは、とても、子どもは気持ちがもちません。
マジメなお母さんほど、適当であることに一生懸命になるといいのかもしれません。
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