ヤダヤダ病のわが子への処方箋
ヤダ!
やりたくない!
お子さんのそんな言葉にカチンときたことのあるお母さんは、いらっしゃいますか?
「そんなにたくさんさせようなんて、思ってないんですよ。なのに口を開けばイヤイヤ、ヤダヤダ…参ります…」
そんな話を何度も伺ったものです。
お母さんとしては、すぐサボりたがるお子さんにイライラしてしまうようです。
が、それはサボりとは限らないと思いますよ。
もしかしたら、本当にイヤなことかもしれません。
生理的に受け付けないことかもしれません。
他のことがしたいという思いを押し殺しているのかもしれません。
そんな、いろいろな可能性の中で、私が一番、意識したいと思っているのが、
「できない自分と直面したくない」
「できない自分をお母さんに見られたくない」
という可能性です。
低学年の担任をしていた時、スキップができない子がいて、一緒に練習したことがありました。
その時、まず大変だったのは、体育に参加しようとしなかったことです。
固まってしまって、そもそも、動きませんでした。
学校は、できないところからスタートするわけですが、気持ちとしては、そう思えない子もいます。
それを少しずつでも、心をほぐして、体を動かしていけるように、一緒に時間をかけました。
できない自分をお母さんに見せたくないし、何より、自分で自分がイヤ。
そう思っているなら、何かをスタートする時に、いちいち心が引っかかってしまいます。
それはもちろん、できないよりは、できた方がいいでしょうが、できなくていいよ、というところからスタートした方が良さそうです。
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