子どもを安心させるためのヒント
決めてあげる。
何が正しいかなんて、わかりません。
突然、大きい話になってしまいました。
人間万事塞翁が馬、と言います。
私が大切にしている言葉です。
明日に迫った漢字テストに向けて、何を準備するか…
そんなこと一つとっても、
寝る間も惜しんで、夜更かしして練習したことで、百点になることもあるし、
寝不足で集中できず、そんなことなら、練習は翌朝に回して、1分でも早く寝る方がよかったなんてこともあるし…
もうキリがありません。
どこかで、身近な大人が、スパッと決めてあげることは、とても大切なのではないかと思います。
そのことで、子どもは責任を大人に預けることができます。
あ〜
お母さんのせいで、百点取れなかった〜
と思うことができます。
え?
そんなことでいいんですか?
自分のことは、自分で責任を持つ練習をしてほしいんです!
そうですね。
だからこそ、小さいうちに、責任を持ってあげる必要があるのではないかと、私は思います。
お母さんのせいにしちゃったけど、本当は自分次第だよね。
いずれ、心からそう思えるために、3年生ぐらいまでは、そういうつもりでいいのではないかと感じます。
あまり小さいうちから、自分次第、自分次第、と決定を子どもにさせようとすると、かえって依存心を引きずってしまうように私は思います。
お母さんとしては、たまったものではないかもしれません。
が、小さいうちの積み重ねが、子どもに安心感を与え、そして、結局、ある時、健全な依存関係を伴った、心の自立につながるのではないでしょうか。
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